<2007年>

「笑艶 桂 春団治」


新橋演舞場
4.3〜4.27

博多座
5.3〜5.27

大阪松竹座
6.1〜6.25


4.3
花冷えの初日、きょうから3ヶ月間、直美さんにお預けしたJulieじゃなく沢田研二
大切に扱っていただいて3ヶ月後にはホッソリしたJulieにしてフアンにお返ししていただければと
職場の桜も冷たい雨とともに花びらが舞い散り、地面はサクラ色の絨毯のよう
都心ではみぞれが降ったようで
ニュースでは各地の桜に積もる雪景色が映っていた
こんな真冬のような寒い日もJulieは新橋演舞場で熱演して風邪などひかないように
きょうは昼公演だからJulieは雪を見れたかしら


4.4
4月に雪が降ったのは19年ぶりだとか
沢田研二の作詞・作曲の♪四月の雪
きょうはまさしくそんな日だもの33年も前の古いレコード盤に針を落としてみたくなって
なんて言ってもプレイヤーはとっくの昔に処分してしまって、もうLPレコード盤を聴くことは
できないのでCDを、1974年9月に発売されたアルバム「JEWEL JULIE-追憶-」
高いキーで切なく歌うJulie25歳の歌声
♪四月だというのに 風が冷たい夜・・・・窓をあけてみたら雪が降ってた〜

4.5
「桂春団治」の脚本・演出の宮永さんの訃報
きょう、Julieと直美さんはどんな思いで演じたのかな
ココロ込めて天国へ届くよう熱演したんだと思う
きっと3ヶ月公演が終わるまで天国から見守っていてくれるかしら

4.6
13日の金曜日まで「春団治」さんに会えないと思っていたけど
急遽、友からの誘いで7日に行くことになって私にとって春団治さんの初日

前回5年前の大阪松竹座の楽日を観たことはあるけれど
記憶が曖昧になっているのでパンフレットを見直してみたり
ところどころのシーンが蘇ってきて
最後のシーンは花道から離れた席だったけど
春団治さんの遠くからの視線が届いて涙したことを思い出して

きょうはテレビで稽古風景など映ったらしいけど見損なってしまったので
明日は真っ白な状態で新鮮な気持ちで観れるかな
5年前のときと内容が違うところもあるのかしら


◇平成19年4月7日(土)晴れ
1.新橋演舞場 1回目観劇
16:00〜19:55

2日前に友からの誘いで急遽の観劇
前方花道よりの席でまじかの春団治を演じる沢田研二を堪能することができて

役柄を演じているのに目の前にいるのはJulieだから
ついつい表情をみつめて春団治の演技に入っていけなかった
髪の色が素敵だわとかちょっとホッソリしたわとか
普段は体型のことなど気にもしないのに。。。

とりあえず、まじかのJulie観察した後は春団治のセリフに引き込まれ芝居の中へ
5年前に1度だけしか観ていないのに
いろんな場面に内容がちょっと変わったところなどもわかるくらい覚えていた
春団治の演技に笑ったり涙したりのお芝居でした
歌ってるJulieを忘れるほど役者・沢田研二を実感した
カーテンコール
春団治さんは幽霊のマネ?可愛い仕草をしてJulieに戻ってくれました〜


4.8
昨日改めて思ったことは役者・沢田研二にはなんともいえない艶っぽいところがあるなぁって
それはあの華のある顔からも声からも感じられた
40年もJulieを見続けてきて何度もコンサートやお芝居に足を運んでいて
Julieの魅力は充分理解しているつもりだったけど
今回のお芝居ではいつものお芝居よりさらに円熟味を増したように思えた
役柄もあるかもしれないけど、このお芝居に関して言えば5年前より
さらに厚みを増して沢田研二の演技が光っていた
きっと私も歳を重ねてこのようなお芝居の観方も良さもわかってきたのかもしれない

6年前に初めてJulieのお芝居「いつかヴァスコ・ダ・ガマ」に
直美さんが出演して以来、二人の共演が始まった
直美さんに嫉妬するくらいこの芝居で直美さんとの息がとっても合っていたのを記憶している
翌年「桂 春団治」で共演してから「夫婦善哉」もあり今回の「桂 春団治」再演

こうして直美さんとのお芝居を積み重ねてきたJulieに役者としての厚み?が増してきたのかしら
Julieのお芝居は好きで何度も足を運んだ私だけど
提灯が並ぶ劇場で休憩時間もあり時間の長いお芝居には少し抵抗があった
でも今回はそんなことも苦にならないくらい見ごたえがあった

内容に関してはたくさんのいい場面が
春団治のセリフが沢田研二と重なって観えたりして
この世界に長いJulieに思いが重なってしまい悲しい場面でもないのに涙したり
目の前でセリフを言う春団治、目にはキラキラと光るものが
まじかでその表情を見あげて涙が止まらなかった
最後の場面も泣かせて泣かせて笑わせてもくれた春団治
昨日の劇場のお客さんは芝居を見慣れている人が多かったのかしら
幕間にも拍手したり、とても良い雰囲気の中でお芝居を観ることができて
見終わった後に、ほわっとした感じになれて、また観たいと思わせてくれる芝居だった
3ヶ月の間、あと何度観に行けるかな

4.10
今回のお芝居の中でJulieの髪型の分け方が違っていた
5年前の「春団治」のときは左わけ、今回はポスターやパンフレットは右わけ
実際のお芝居の時はどうだったろう
まじかで見上げた顔はしっかりこの目に焼きついてるのに。。。
髪はいい色だわなんて観ていたのに。。。。

お芝居のブログなどを見ると沢田研二には「恐いほど目に力あると」評していたり
ファンだけでなく一般の人にも楽しんでもらえているようでよかった
次回は13日の夜の部
客層の年齢は高そうかな、どんなだろう、髪型チェックしなくちゃ

4.11
先日、「春団治」を観た知人からの報告では泣けて、笑えて
とっても良かったとのことでフアンとしては「良かった」の言葉がうれしい
春団治に感情移入してしまうほどJulieは見事に春団治を演じていたって

4.12
きょうはお芝居で好きな場面を
最後に天国へ行く場面で春子に会えない春団治が切なくて泣ける
おときさんに、もう一度やりなおそうと春団治が会いにいき
春子の親はレコード盤だと言われる場面は春団治の心境を思うと切なく笑って泣けてしまう
おときさんと春団治が初めて出会う場面も好き、直美さんが初々しく演じていてとっても可愛い


◇4月13日(金)曇り
2.新橋演舞場(夜の部)
16:00〜19:50

きょうは夜の部、前回よりひとつ後ろの真ん中よりの席
全体を見渡せる席なのに春団治を演じるJulieにしか目が向かなくて。。。。
いつものお芝居だと台詞を言ってる人にも目を向けるのに
今回はどうしてだろう
いつもならもっとたくさん観に行ってるのにまだ2回目
なのでココロに余裕がないのかも、Julie欠乏症だから?
春団治の演技の場面場面を見逃さないようにみつめて

7日に観たときと、ちょこっと変わっていた場面もあった
きょうは緊張もせずリラックスして芝居の中に入っていけた
きょうも周りは年齢層が高いようだったけれど笑い声が多く、涙する人も多かった
私も思うまま笑い、何度も涙してしまった
カーテンコールもあり直美さんとJulieがでてきてくれました

きょう観に来た人達は笑ったり泣いたりと反応はよかったように思ったけど
Julieの春団治の演技をどう観てくれたのかしら
今回の再演はJulie演じる春団治を前面にだした演出のように思う

新聞などの批評を書く人などは
出演者に対しての思い入れのある人は良く書いてくれるだろうし
思い入れなど全くない人はそれなりに自分の感じた事を書くだろうし
たとえ良い評価をもらえなくても、それは批評家の意見で気にもならないけど
お芝居というものは実際に劇場に足を運んで楽しんでもらえたら成功なのでは。。。
JulieならなんでもOKという甘口じゃないし
フアンとして贔屓目に観ているわけではないつもりでいるけど

Julieの髪型はお芝居では左わけでした
昔は左わけだったのにいつの頃からか右わけに
春団治のポスターもパンフレットの右わけ、なんだか右わけの顔がしっくりこない
私は左わけのJulieが好みだということがわかった
芝居ではどうして左わけになってるのかな〜不思議!

帰りに素顔の力松さんとオチョコさんに偶然すれ違って
とっさに会釈をしたら力松さんは会釈してくれました
力松さんは顔を見てるだけでもの哀しい気持ちになって
最後の人力車のシーンを再び思い出してしまって、役柄なのにね

4.14
昨日、終演後の帰り道で舞台ではない力松さんに遭遇してしまって。。。
最後の場面の白い衣裳をつけて人力車をひく力松が印象に強く残っていたんだけど
なんだかお芝居の余韻からいっきに現実に戻されてしまったようで。。。
そんなわけできょう思い描くのは素顔の爽やかな曾我廼家文童さん

昨日のJulieの春団治は初日から15回目の公演
Julieは春団治の役柄を充分楽しみながら演じていたようだった
昨日は細かな仕草ばかりに目がいってしまって
春団治の素足や白い指先をじっくり堪能させてもらった
それから力強い目の演技、目がキラキラ輝いていて

昨日は役柄の春団治ではなくJulieを感じていたのかもしれない
前回観たときも春団治の向こう側に沢田研二と重なる部分もあったりして
その部分に泣けてしまう、春団治の役は沢田研二にとって当たり役だと思う
3ヶ月公演でしっかり自分のものとして、これから先も長く演じることができたらいいな

4.16
昨日の新橋演舞場では春団治に「沢田!」の「かけ声」がかかったと
聴いて、とっても嬉しかった

以前にも書いたけどお芝居の最中なので「かけ声」についてもう一度書こう
「大向こう」からの「かけ声」は芝居の潤滑油として進行上欠かせないものだそう
役者にとっても、胸のすくようないい気分になるそうだし
声をかけるタイミングも重要らしい

以前、沢田研二のお芝居を大向こうで観たことがある
大阪の松竹座、3階席花道の真上で
沢田研二がセリフをかっこよく決めて花道を通るときに大向こうから
「かけ声」をかけてみたかったけれど女性の声だとしまらないかなぁなんて躊躇ってしまって
やはり女性の声だとダメなのかなぁ、直美さんのフアンの人は女性でも「直美ちゃん!」と
かけ声がかかったのを聴いたことがあるけど

女性の声で「沢田!」はちょっとしまらないし
「じゅりぃ〜」では。。。春団治がかすんでしまいそうだし。。。

フアンでない一般の人が沢田研二の演技に感動して
「かけ声」をかけてくれたらそれが一番だと思う
やはりお芝居で沢田研二が演じる春団治に「かけ声」がかかるってことは
歌手の沢田研二ではなく役者・沢田研二として認めてもらえたってことだと思うし
Julieにとっても役者冥利につきるとも思う
「かけ声」はフアンにとっても胸のすくようないい気分になれるものだとも思う


◇4月27日(金)晴れ
3.新橋演舞場 千穐楽

新橋演舞場での「桂春団治」が無事千秋楽を迎えた
平日だというのに1階席にはたくさんのJulieフアンがかけつけた
2階席花道側の最前列での観劇
花道は観えない席とあきらめていた
身を乗り出さないようにのアナウンスもあったけど

1幕目で花道から春団治登場のとき
真下を通る沢田研二に「春さ〜ん」と呼んでみた
その瞬間ちらっと上を見上げた春さんでした
最後の場面も人力車に乗ってる春さんを真上から見おろして
見慣れた場面も見る方向が違うとまた違った場面のように思え新鮮な感じがした
1階席で見上げるより全体を見おろして観るのもなんだかいいな

カーテンコール
「無事に千穐楽を迎えうれしくてしょうがございません
遠いですけどよろしかったらお出かけください」とJulieの言葉

博多と大阪へのお誘いのお言葉がありました
Julieにとってはあと2ヶ月も公演があるので6月大阪の千穐楽を
迎えるまでは終りではないものね

劇場を出たら外に赤い春団治号が
トラックに積まれて博多に向かう準備中だったのかしら


5.21
藤山寛美さんの命日
天国から直美さんとJulie 二人の演技を観ていて、どう思っているかしら
直美さんは喜劇役者としてお父様のあとを立派に継いでいる
沢田研二が演じる春団治は寛美さんからはどんなふうに思えたのかしら
きょうの昼、夜の2公演は二人にとってはいつもと違う思いで演じたのかしら
寛美さん、6月の千穐楽まで天国からしっかり見守っていてくださいね

5.25
博多座も残り2公演、明日と明後日の千穐楽だけとなって
新橋演舞場で千穐楽を観てから1ヶ月
毎日、遠い博多に思いを馳せる日々が続いて私にはとっても長〜い1ヶ月だった
やっと1ヶ月ぶりでJulie演じる春さんに会える

お芝居よりコンサートの方が好きだけれど
今回のお芝居では役者としての沢田研二を充分実感できた
だから最初はたった1度のつもりが、何度も足を運んだ理由なのかも
明日は3階席から観るので気持ちを抑えて冷静に観劇できそうかな



◇5月26日(土)晴れ
4.博多座
11:00〜14:50

朝7時30分発の飛行機で福岡へ
遅れることなく無事に福岡空港到着し地下鉄で博多まで

1ヶ月ぶりの桂春団治観劇は3階席から
花道から登場した春さんに、なんだかとっても懐かしい人に出会えたような感じがして
きっと自分の記憶が新橋の千穐楽で止まっていたからかしら

博多に移った春さんはとっても進化していた
春さんの仕草や言い方がいろんな場面で新橋とは変わっていて
お酒を飲む場面の前に都々逸(どどいつ)歌ったり
熱いお茶を飲む仕草はとっても進化して笑わせてくれて

Julieも毎日、こまかな仕草変えたりして変化を楽しんでいるのかしら
力さんに呼ばれてあちらの世界へ行く場面は何度観ても笑って泣けて
おときさんとすれちがいで会話する場面が一番泣けてしまう
三階席でも充分楽しむことができた観劇でした

お芝居がはねて歩道てくてくしてたら
信号待ちで停車した車の窓越しに春さんからJulieに戻った横顔が

そこへ、自転車に乗った地元の人らしきひとが
「ジュリー、ダイエットばしないといかんとよ」って通過して行って
そんなこと言わなくても・・・と思ったけど
そうだね・・・とも思えたし何とも言いようのない瞬間でした

一般人が思うJulieの感想は間違ってはいないけど
でもそんな人も沢田研二の仕事ぶり今回のお芝居を観てくれたなら
きっと感想は違っていただろうと思うけど

Julie演じる春さんを楽しんだ後のビールは美味しかった!
5月だというの30度もあったから更に美味しかったのかしら


◇5月27日(日)晴れ
5.博多座 千穐楽
11:00〜14:50

前日は3階席できょうは前方花道の左側で千穐楽の観劇
隣には地元の年配の二人連れ
お芝居の最中も博多弁で役者が出てくるたびに解説などしていて。。。
なんだか静かに観られない環境だったけれど
それだけお芝居に入り込んでくれていたのだからいいのかな
澤會で頼んだひとたちは花道の向こう側にいて

花道の左側は役者の後ろ姿を観ることになるので決して良い席とは言えないと
思っていたのに、ネットでポチっとしてチケットを購入してしまって
でもそんな思いとは違い、違う角度から観るお芝居もなかなか良いものだと感じた

<1幕目>
花道の後方から春さん登場
真後ろから登場した春さんはいつもより大きなステップで元気に弾んでお出ましに
着物の裾をはだけて私の席からは真っ白な足がまじかに観えて。。。
花道の途中で最初の台詞、力が入っていたのかしらね、唾が飛び散るのが観えたり
その後の台詞はこっちに背中を向けて
目の前にいる演者を背中越しに真後ろから観るって初めての体験
Julieの後姿も好きなので着物や草履など細かなとこまで穴のあくほどチェックできたり

舞台で座って演じているときの春さんは斜めを向いているので
真正面からみつめることができ春さんから遠いキラキラ光線が何度となく届いたりして。。。
春さんの演技はコワザでも笑わせてくれたけど台詞にも力が入って迫力があって
きっと3階席ではみつめることが不可能だった目の表情がまじかで観られたせいもあるかな
あと席が舞台と近いので春さんの声が生声と重なったせいもあるかも

<3幕目>
臨終の場面
左側花道付近での演技、この場面を一番観たかったからこの席を選んで
力さんにあの世に連れて行かれる前に人力車に乗っての演技は
舞台の下手左端の真ん前で、まじかで観ることができた
台詞のない時の顔の表情がいろんなふうに変わって
もの哀しい顔したり、ときには目をクリクリとさせて可愛い顔になったり
これって春団治じゃなくてJulieじゃんなんて思えたりして
ちょっとしたお楽しみも魅せてくれた春さんでした
哀しい場面だけどクスって笑ってしまって

臨終の制限時間いっぱいになり、いよいよ花道の最後の場面
この場面はきっと背中しか観れないとあきらめていたのに
春さんを乗せた人力車は私の席の真横に止まり
そして春さんを背中ではなく真横からまじかの横顔をみつめて

最後の台詞を言ってるときは
あの大きな目がこぼれ落ちそうなくらい大きく見開いて
決め台詞「百点満点やったなぁ〜」
まじかで観ていて「春団治!」と
かけ声かけたくなるようなゾクゾクするような演技でした
人力車を引いてる力さんの目にも涙が
こんな名場面を手が届く距離で観ることができて
一味違うお芝居を堪能した千穐楽でした

直美さんも前日とは違う台詞も
遊びに行った春子ちゃんをおぶって帰る場面で
前日は「電気屋さんで遊ばせてもろてたら・・・」が
千穐楽では「一郎君と遊んでいたら・・・」に変わっていたりと

新橋では何て言っていたか記憶がないけど。。。
春団治の弟の冬団治を叱る長屋のおたねばあさんも
前日にも増してすごい勢いで可笑しかった
皆、千穐楽で前日とは違うテンションだったのかしら

カーテンコール
Julieからのお言葉は「博多、好いとよ〜」

博多公演の千穐楽が無事終了して地下鉄で空港へ
空港はすごい混雑で何事かと思ったら
ANAがシステム故障で搭乗手続きをしていなくて
列に並んで詳細を訊いたら今のところいつになるかわからないという
搭乗する便も欠航になるかもしれないと
1人旅の私、飛行機ではこんな経験したことなくて
遠い福岡でちょっとパニック
たとえ復旧しても時間が読めないし確実に帰れる手段に
どれだけ時間がかかるかもわからずに無謀にも決断してしまった。

空港から地下鉄で博多まで戻り新幹線の切符を購入し
4時過ぎに乗り5時間半かかりやっと帰宅
長〜くて疲れた!
今までもお芝居の帰りに台風で新幹線がストップして
急遽、1泊して翌朝1番の新幹線で帰り職場に直行したこともあったり
新幹線でニュースを見たら回復したという。
そのまま待っていた方がよかったのかもしれない。。。。
1人では待っているのが不安だったからとりあえずよかったことに。
あんなに、お芝居で感動したすぐ後にニュースに載るような事態に遭遇なんて

春さんの余韻と飛行機のアクシデントはセットで記憶に残るかしらね


5.28
きょうは職場でも朝から忙しくて、昨日の春さんを思い出す暇もなく過ごして
昨日の空港のアクシデントにJulieは遭遇したのかしら?
きょうは1ヶ月ぶりで我が家でゆっくり疲れを癒していたのかしらね

5.30
澤會から「A SAINT IN THE NIGHT」のDVDが届いているけれど
まだ開封する気にはなれなくて、博多の春団治の余韻がまだ残っていて
余韻をしっかり記憶に焼き付けてココロにしまってからDVDを観ることにしよう

春団治がお酒を飲む場面
楽日前日に、ちょっぴり都々逸を歌っていたけれどもう少し聴きたかったなぁ。。。
ロックなJulieも大好きだけど、都々逸を歌うJulieもいいかも

春団治の髪型
博多座千穐楽の日、まじかで観た春団治
髪型が新橋演舞場のときと違っていた
左の横わけは同じなんだけど前髪の下ろし方がちょっと違う
新橋演舞場のときにはウエーブがかかった長めの前髪を下ろしていた
博多座のときには前髪をジェルだかムースだかワックスで固めた前髪を
数本下ろしていて私はこっちの髪型の方が好き!

6.1
地元大阪に戻った「桂 春団治」の初日も無事終了したよう
地元では大好評のようで追加公演が決定したとのこと
松竹座のHPによると
6月22日(金)の夜の部 追加公演
大阪の方、2度でも3度でも足を運んでくれるといいな

法善寺の近くの劇場で上演されるお芝居
古巣に帰っておときさんを演じる直美さんも春団治を演じるJulieも
劇場に集う大阪のお客さんの反応もきっと違うだろうし
新橋演舞場や博多座を上回る演技を魅せてくれるのかしらね
3つの劇場の違いを発見する楽しみもあって

前回の公演のときに松竹座まで道案内してくれた大阪地元のオジさん
あの時「沢田研二は立派な役者になったなぁ」と褒めてくれたんだもの
今回の「桂 春団治」を観てくれたら、どんな言葉をくれるかな

6.9
今月の6月25日に59歳の誕生日を迎える沢田研二
その日が「桂春団治」の3ヶ月公演の大千穐楽を迎える
毎回お芝居の千穐楽には足を運ぶけれど
今回は普段お芝居などでは遠征しない人までが足を運んでくれるみたいで
沢田研二の贔屓としてはうれしいやらチケットはとりにくいやらでちょっと複雑

楽前日は58歳のJulieが演じる春団治
大千穐楽は59歳になったJulieが演じる春団治
Julieの中では演じることに違いはあるのかしら
長い3ヶ月公演の大千穐楽はきっといろんな思いが交錯して
また違うJulieが観れるかもしれない

6.16
お静ちゃんのブログで、きょうのJulieからの差し入れは
春団治も好きだった柴籐の鰻だったそう
きょうは昼の部が始まる前に春さんも食べたのかしら
食べたかったなぁ〜
来週、大阪に行くので探してみよう

春さんは博多座にいるときにある法律関係の広報誌のインタビューを受けたそうで
確か、Julieがよく行くお鮨やさんで出会う弁護士さんがいるって言ってたっけ

長いインタビューの中で印象に残ったことは
歳を重ねると「歌うことはいつか限界がくると覚悟している」と

いつかは訪れるその日まで。。。
そんな先のことを思うと悲しくなるので今現在の沢田研二という歌手を
思う存分楽しんでおきたいと思ってしまう

「芝居の方が長く続けられる」と
若い時に演じた舞台で今度は年配の役で誘ってくれるんじゃないかと

杉浦直樹さんとの二人芝居で「謎の変奏曲」で若い新聞記者ラルセンを演じた沢田研二
このお芝居を観て年配の作家ズノルコを演じる沢田研二を観てみたいと思っていた
ラルセン役はスマップのなかいくんなんて想像してしまうんだけど。。。
ぜひ「謎の変奏曲」再演を願っています!!


◇6月24日(日)曇りのち雨
6.大阪松竹座
11:00〜

博多座の千穐楽を観てから1ヶ月ぶりで松竹座の公演を観ることに
前回5年前の松竹座の「桂 春団治」は千穐楽のみしか観ていなかったので
地元大阪での反応が記憶に残っていなかった

今回は東京、福岡、大阪の3ヶ所での公演
やはり地元大阪は客席の反応も良いかもと期待していた

3階の1列目の花道の真上での観劇
観劇6回目だと、もう場面ごとの役者の台詞まで覚えてしまうくらいだけれど
舞台から遠い3階席からは真剣に観ていないとお芝居の中に入っていけない
いよいよ春団治が花道から登場、その瞬間3階の客席は皆身を乗り出すように観ていた

春団治を演じる沢田研二は楽前日のせいか
それとも地元大阪だからなのか新橋演舞場や博多座で観たときよりも
もっと春団治になりきって怒りも切なさも自然な演技の中に深みを増して

春団治の台詞が沢田研二にも通じるところもあり
沢田研二自身を語ってるようにも思えてならなかった
3ヶ月もの公演で、この春団治の役は沢田研二以外には考えられないほどになって
当り役になってくれるといいな

3階席からでも、おときさんや春団治の演技に涙が止まらなかった

この日3階の客席にはお芝居の通の人がいたようで
役者さんのここぞと言う台詞のあとに「掛け声」をかけていて
とってもお芝居にめりはりがついてよかったし、なんだか気持ちよくお芝居が観れた
やっぱり男性の高い声でなく、ちょっと渋い声がいいらしい
何回も観ていないと台詞のあとにすごくいい間で「掛け声」をかけられないと思う
やはり女性はダメみたいだけど声が高くなければ手ほどきを受ければできるそう
「掛け声の会」もあるそうで1人で掛け声かけてると勧誘されるらしい

休憩時間に一般人の会話
男性:沢田研二はいいね、声がいい
女性:歌もまだ歌ってるみたいよ
男性:お芝居も二部構成にして歌ってくれたらいいのに

となりで聴いていてもお褒めの言葉でうれしかったけど
Julieは立派な歌手だもの、歌だけでコンサートをやってるんですと言いたかった
提灯が付いている劇場に出演するってことは、こんなふうに思われてもしかたないのね
歌とお芝居がセットになったACTシリーズや音楽劇もやってるけど・・・って心の中で

3階席で観た1ヶ月ぶりの春団治は地元大阪のせいか笑いも多くとても楽しかった
お芝居がハネたあと道頓堀でJulieの誕生日の前祝い


◇6月25日(月)晴れ
7.大阪松竹座 大千穐楽
11:00〜15:00

春さんのラストは2階席上手側で観劇
劇場の半分以上はJulieフアンだったよう
2階席から観たJulieは昨日と同様に自然に生き生きと春団治を演じていた

2階席からは目の表情まで伝わらなかった(双眼鏡を使わないので)
私の席の後ろは遅れて途中からきた年配の人達
お芝居が始まってるんだから黙って席に着いてくれたらよかったのに
何やら大きな声でオシャベリ
オシャベリが終ったと思ったら今度はお芝居の解説が始まった
きょうは春団治の見納めなんだからじっくり観たかったのに気が散ってしまい
お芝居に集中できなかった
澤會でたった1枚とったチケットだったけど

でも2幕目、3幕目の名場面は集中して観ることができ
おときさんの演技にも涙して、春団治の演技にも涙が止まらなかった
最後に春団治とおときさんが並んで台詞を言う場面、真正面におときさん
春団治を観ないでおときさんの台詞に涙があふれて

人力車に乗って最後の決め台詞をいう春団治は
コンサートで歌うJulieが想像もできないくらい役者・沢田研二になりきっていた
Julieが私の苦手な提灯の付いてる劇場で立派な役者ぶりを見せてくれて
なんだか複雑な思いの涙があふれて

幕がおりて拍手で迎えられてカーテンコール
やはり提灯の付いてる劇場にはスタンディングオベーションは通じなかったけれど

直美さんとJulieからの言葉
役者である直美さんも初めての3ヶ月公演、健康を維持することが大変だったと

2002年、Julieが初めて春団治を演じた千穐楽の舞台で
藤山直美さんはJulieに「春団治を一生の役にしてほしい」

5年後、Julie59歳の誕生日に「春団治を演じられるのは沢田研二しかいない」と
Julieフアンにとって嬉しいお言葉

直美さんが近いうちにまたなんて言ってたけど
もし桂春団治の再演の話があっても、もう少し先でも。。。
このようなお芝居はもう少しJulieが歳を重ねてもできると思うので
コンサートができなくなったらでもいいかなと思う
そうしたら私もそれなりに年齢を重ねて提灯の付いてる劇場が似合う年齢に

Julieも3ヶ月公演どうなることかと心配をしていたそう
きっと健康には充分気を使っていたのかしらね
Julie♪Happy Birthdayは歌えなかったけれど
直美さんがバースデーと言ってくれただけで
客席の「お誕生日おめでとう!」の思いはJulieに伝わったかしら

カ−テンコール2
めいっぱい声援おくって大千穐楽も無事に幕がおりて

落語界のスターをロックを歌うスターがみごとに演じきった
藤山寛美さんの当たり役だった春団治
この役は沢田研二以外には考えられないと思った

劇場の楽屋出口周辺は昨日の何倍ものJulieフアンが
道路をはさんで両側に長い花道のようになって
帰りの新幹線の時間にギリギリ間に合う時間にお出ましに
きょうのJulieは両方の窓越に会釈をしてゆっくり通過してお帰りになりました

6.26

写真は柴藤のお品書きと箸袋
Julieが楽屋に差し入れをした鰻を食べてみたくて24日に行こうとしたら
あいにく日曜日はお休みで残念、前日に友人が食べに行ってもらってきてくれたもの