ファイアーエムブレム 封印の剣

(任天堂/シュミレーション/GBA)


注:この後に出た「烈火の剣」が過去の話なので、こちらで関連しそうな烈火ネタに触れている部分もあります。

FE初の携帯ゲーム機対応ソフト。
それよりも封印で一番の問題だったのは、それまでFEシリーズを手がけていた監督さんかな?が抜けてしまった後の作品だということ。
シリーズが同じでも、スタッフが変わったら別のゲームになってしまうというのはよくある話で‥‥色々と不安もあったし、今一つ興味も湧かず。
そもそもGBA持ってませんでしたしね。

まあ、そうは言いながらも適当な時期に買いましたが。

しかし今回、攻略本も手元にないし当時の日記もやっていた頃の記録は無いし、記憶とネット上の台詞集だけが頼りです(爆)

と、いうことで開始。
一応チュートリアルもやりますが、えー‥‥一応紋章・聖戦・トラ7ついでにティアサガまでクリアした人にこのチュートリアルはむしろ苦痛(^^;)

さっさと終わらせて第1章スタート。
今回の赤と緑は原点に帰り(?)文字通りの赤と緑(聖戦の赤は金髪だったから‥‥)でちょっと嬉しいです。
別にランスが嫌いな訳ではないですが、カイン好きとしてはやはりアレンを贔屓にします(笑)
今回の主人公父は病気ながらご存命というちょっと新しいパターン。
まあ、ほとんど印象に残らないまま終わるんですが。このお父さん。
まさか次作で主人公になっているとは(笑)

攻略面はほとんど覚えていないので、この辺はさくさくっと進めますが‥‥。
今回衝撃的だったのは輸送隊。
紋章の頃は輸送隊はマルスとセットになっていたので、マルス自身はもちろん、彼に隣接したキャラも普通に輸送隊を利用できました。
聖戦は完全にアイテムは個人個人で持つようになったのでちょっと特殊ですが。
何が衝撃って、今回はマップ上で輸送隊を使うには「輸送隊」ユニット、マリナスを出撃させなければならないこと。
マリナスも戦闘ユニットなので、放っておくと攻撃を受けます。
そしてHPが0になると退場してしまいます。
これで輸送隊が使えなくなる訳じゃないと思うのですが(いくらなんでもそこまでシビアじゃないだろう)、負けても次マップ以降出撃できたのか、それとももう出撃させられないのかは覚えていませんが、とにかくお荷物もいいところ。
やられたらリセットしていましたが、考えてみたら、次マップ以降普通に出られるなら、「負け」が付いてもいいから気兼ねなく使えば良かったんですよね。
いずれにしても、輸送隊を出すためには出撃枠を1つ取られてしまうのが痛い。
マップによっては足手まといキャラがいると非常に攻略しづらかったりするんですよね‥‥。

さて。
今回は、いきなり城が落とされるというほど切羽詰まったものではありませんが、ベルンが侵攻を始めたことは間違いなく。
3章ではお約束のマリクキャラ、ルゥを加えます。マリクよりはショタっ子な印象を受けますが。
そして、今回は炎・雷・風は全て理魔法という括りにされてしまい、理魔法に関しては強烈な使い手リリカルリリーナがいるので、今一つルゥはパッとしなかった気がします。

あとはリリーナの父、オスティア候ヘクトルがここで亡くなります。
強い人らしいですが、プレイヤーからしたらそんな強さを見る間もなく死なれてしまうので実感できません。
これが次作でねー‥‥いや、それは烈火の剣の項目で。

第4章はかしまし娘クラリーネ登場です。
彼女の話を聞いているとお兄様はかなりの美形のようですが‥‥それはそれとして、捕らえられたというのにやたら強気です。
そして何でか助けてくれるルトガーのことを「気が利かない」とのたまう始末。
そして仲間になる時もやたら偉そう。
‥‥まぁ、十分普通なうちですけど。次々回作のトルバドールお嬢様に比べれば。

で、敵として出てくるルトガー。
そりゃ長髪美形のキルソード持った剣士って‥‥ねぇ。
お約束ですよねぇ。
ということで、当然クラリーネで話しかけます。今回は勧誘役が儚げなシスターではなく高飛車なトルバドールですけど(^^;)
もちろん、説得の仕方も今までのシスター達とは大分違いますけど‥‥。

5章ではこれまた史上初、美人でもなければ可愛くもない女性味方キャラ(酷)、ドロシーの登場です。
いや、だって今まで女性キャラって必ず綺麗どころだったから‥‥。
‥‥で、まあ使いませんでしたけど‥‥。
基本的に弓兵ってあんま使わないんですよね、私。

6章は‥‥キャスの盗賊の鍵は盗んだような気がします。
盗賊の鍵と言ったら盗む(笑)

7章は闘技場初登場。
闘技場と言ったら入る!(笑)
しかし誰を放り込んだのか、もちろん(?)記憶にありません_| ̄|○

8章はリリーナが仲間になります。
今回は史上初、ヒロインが魔道士です!
えっと‥‥でも考えてみたらシーダの印象が強いのですが、聖戦のヒロインも魔法系か。
でも魔道士ではないですしね。
そして、これまたシーダの印象が強いので、力と守備が低くて速さと運が高いイメージを持ってしまうのですが、リリーナは魔力がガンガン伸びて速さが伸びないというほぼ正反対のキャラ。
これまた衝撃でした。

そしてリリーナ、個人的にはかなり可愛いv
デフォルメ顔についてはこの後書きますが、それを別にしても普通のグラフィックも普通に可愛いと思います。
そのせいかどうか分かりませんが、あとは戦闘アニメでくるっと回って魔法を使うせいか‥‥何か魔女っ子もののイメージになってしまい、兄貴と2人で「何かさー、『リリカルリリーナ、○○にな〜れ☆』みたいの想像できるよね」なんて流れから、付いたあだ名が「リリカルリリーナ」。
しまいには、リリーナではなくリリカルと呼ばれる始末(笑)
いや、リリーナって言うとあまり可愛くないちょっと変わり者の強者な某アニメのヒロインがでてくるもので‥‥(^^;)

話は少々逸れますが、今作から、キャラにカーソルを合わせると名前とHP、それにデフォルメされた顔が表示されます。
このデフォルメ顔が何とも言えず可愛い!(笑)
意外に細かくできていて、元のシリアスな絵をそのままデフォルメした感じなのですが、これがまた何とも。
特にリリーナ!
このぶりっこな手の位置と、三角に開いた口が可愛いったらありません。
シリーズを追って画質が良くなってくると、このマップ上のイラストもステータス画面と同じ細かさで表示されるようになるので、本来は喜ぶべき事なのですが、このデフォルメ顔が無くなってちょっと寂しいです(笑)
レイとか口の端がつり上がってるんですよ〜。

話を戻して、8章外伝・9章はすっ飛ばしてFE初の分岐です。
ここはAに行きました。
何でかは全く記憶にありませんが(爆)、エキドナ>バアトルだったんじゃないかなと勝手に思ってみます。

10章Aはどうということはなかったと思います。
ゴンザレスをナンパするリリカルはシーダの再来ですよね!
「あなたが悲しそうな目をしていたから」なんて、「あなたは愛を信じますか」を思い出しませんか?(笑)
あとは、FE史上最強の斧使いと名高いギースが仲間になります。
ただ、個人的にはFE最強の斧使いはトラ7のオーシンだと思っているのでちょっとヤキモチ(?)ですが(^^;)

11章A。
この作品で唯一覚えているマップがこれと言っても過言ではありません。
いや、内容は忘れたんですが(爆)、とにかく苦労したということだけは覚えています。
ほとんど記録の無い当時の日記にも唯一「10回はリセットした」と書いてあったぐらいですから‥‥(笑)
ま、多分何を苦労したって、多分クレイン隊全員の生存とティト隊全員の生存、そして民家を全て救うって話だと思うんですけど。
それで無理をして突っ込んで誰かが死んだり‥‥とかそんな感じだったんじゃないかと思います。多分。

ここで仲間になるクレイン兄様。
確かにクラリーネが言う通りなかなかの美形です。
美形に弱い私としては既に上級職であっても使うぞ!と思うのでした(笑)
ここはクラリーネで説得したのですが、クレイン兄様にロイがどんな人かと聞かれ、貴族にしては身だしなみが云々とか言うクラリーネ。
「‥‥僕の聞き方が悪かった」とお兄様も少し手を焼くようです、この妹には。でも可愛がり(笑)

13章はエトルリア関係ではかなり重要な話が聞けるのに全く覚えてませんでした‥‥(^^;)

14章は紋章以来お馴染みのお宝掘り起こしマップ。
しかし今回は外伝の条件にターン数制限があるので、あまりのんびり時間を掛けてもいられません。
でもまぁ、多分私のことだから全部掘ったんでしょうけど(笑)

14章外伝は‥‥床が消えます!
今まで自分がいた床が水に沈むと、歩兵ユニットは即死亡‥‥なんてことはさすがになく、HPが減るようなこともなく、単に身動きが取れなくなります。
しかしこんなリトルマスターっぽいネタ仕込まないで下さいFE‥‥(^^;)

15章は、またリリーナが紋章(と言うより暗黒竜)のシーダを彷彿とさせるようなナンパっぷりを見せてくれます。

16章外伝で降ってくる光の矢には困りましたが、続く17章以降はまたまたルート分岐です。
ただし今回は前のマップでどうにかなるものではなく、ティト&シャニーとスー&シンが今まで取得してきた経験値で決まります。
私はペガサス姉妹を育てていたのでAルートです。スーはともかくシンなんて全然育ってなかったし。

と、言ってもこの辺は記憶にない(ユーノさんしか記憶にない)のですっ飛ばして21章。
今回の感想を書くにあたり参考にさせていただいた攻略サイトさんでは、ここが今作一番の難マップとあったのですが、私は11章Aだったように思います。何でってこのマップ覚えてないから(^^;)
ただ、ゲイルだけ覚えてます。
仲間にできないのが残念‥‥。仲間にできそうじゃないですか。いかにも。ラスボスまで仲間にできる(と言うと語弊がありますが)この作品なら。
トラ7ならキャッチ&リリースで殺さないという手段も‥‥ドラゴン乗りだから無理かー‥‥いや、スリープで!(笑)

24章はセーブデータが残っていたので、今回の感想を書くにあたりもう1回やってみました(23章直前のデータもあるんですけど、敵の数が多くて大変そうなので止めました)。
こっちのパラメータを見るとかなり寒いんですが(魔法系のキャラなんか普通に守備15ぐらいだし)、それでもサクサク進めました。
後ろから追い掛けてくる援軍は全て振り切り(笑)
ところで、この竜達間接攻撃できないんですね。
なので弓と魔法なら無傷で倒せます。
そしてここでヤアンから真実を教えられます。
こうしてみると、ラスボスとなる魔竜も本当に被害者なんだなと思うんですが‥‥確かに助けられるものなら助けたいというのも分かりますが‥‥。
ヤアンは確かに強いですが、そんな訳で間接攻撃ができないので、竜石も神将器も使わずリリカル&レイ&クラリーネで魔法ぶつけて倒しました(笑)

そして終章。
どうせセーブしないし面倒なので神将器使いまくり‥‥と言ってもロイが魔竜を倒せば終わりなんですが。
封印はドーピングアイテムを買いまくれるのでロイはドーピングしまくりでした(^^;)他のキャラは底上げ程度にしましたけど‥‥。
で、ドーピングしまくりのロイが封印の剣を使うと‥‥ラスボス、1ターンで撃破できるんですけど‥‥(^^;)
聖魔の魔王なんかも兄が必殺出せば1ターンと言いますが、普通に素で1ターンでしたよ。魔竜のHPが78でロイの攻撃が49×2なんで。
これFE史上最弱のラスボスじゃないか?
いくらドーピングしまくったとは言え、他の作品は主人公がカンストしてても結構苦労するのに。
封印は最近のFEの中では難易度が高い方と言われますが、このラスボスの弱さは異様では‥‥。
トラ7と言い、攻略がしんどいシリーズのラスボスは弱いのか‥‥?

そしてエピローグ。
まあ‥‥確かに、24章でロイは「何とか助けたい」って言っているし、魔竜を救う方法は無いのかというのも分かるんですけど‥‥。
封印の剣でとどめを刺さないとそうはならないんですけど‥‥。
最初にプレイしてクリアした時に思ったのは「ラスボスと和解してどうする!」だったんですよ。
FEって、必ずしも敵が悪い人とは限らなくて、でも互いに譲れないものがあるから戦うことになって‥‥みたいなところがあって。
それでも倒さなければならない、もしかすると和解できたかもしれないけど‥‥という、このある種のもどかしさもFEの魅力だと思っているので、FEでラスボスと和解しちゃいかんだろというのが私の感覚で。
まあ‥‥大体その手の敵は自分の意志で戦うことを決めたのに対し、イドゥンの場合は否応なしに使われているので、少々事情は違うのかもしれませんけど‥‥。
でも、やっぱりもっと救って欲しかったキャラはいるので‥‥まぁ、そっちが救われなかったもどかしさがあるからいいのか‥‥?

封印はロイとリリーナ以外は確か支援を付けてもEDは変わらなかったと思うのでEDは特に変化もなく。
無難にロイとリリーナをくっつけたのでそこはペアED(?)で。

ちなみに他の支援A組み合わせは次の通りです。

ルトガー&クラリーネ
クレイン&ティト
ルゥ&レイ

‥‥って4つしかなかったのか(驚)
まあ支援を付けるには出撃させてかつ近くに置いておかないといけないので、支援付けられるキャラは限られてくるから‥‥その中でA付けられる相手は1人しかいないからますます少なくなるんですけど。

すっかりお馴染みの支援会話はここで初登場でしたね。
キャラ同士の会話は前から多少はありましたが、支援効果まで付くのは初めてだったと思います。
まあ、支援効果をそんなに使うかと言うとあまり使わなかった気もしますが‥‥(^^;)
でもルトガー×クラリーネは支援会話で気に入りました♪
クラリーネこそツンデレだと思うんですけど‥‥泣き出したりしおらしくなるところがちょっと可愛くて、ルトガーも満更じゃ無さそうだし、いい感じです♪
逆にクレインは支援会話で引きましたが‥‥。
いや、ティトと支援付けると、クレインがティトに「君のせいだ」みたいなことを言うんですよね。
何かクレインも悪いんだけど、ティトの態度も良くない、みたいなことを言うんですよ。
そこで女の子に責任転嫁するなよなー‥‥(−−;)と。
これが俺様系のキャラなら、多分そこまでは引っ掛からなかったと思うんですけど‥‥お坊ちゃんキャラに言われるとちょっと‥‥。

例によって締まりのない文章になってしまいましたが、そんな訳で封印の頃にはあまりFEの気分でもなかったし、イドゥンの扱いがそんな訳で納得行かず‥‥今一つで終わってしまった感じです。
あまり好きなキャラもいなかったし、感情移入もできなかったし‥‥。
やっぱりFEなのでゲームとして面白かったとは思うんですが、それ以上ではなかったかなと。

 

<評価について>

FEはFEなんですが‥‥私の中で封印・烈火シリーズはFEの一番底なので‥‥。
でもゲームとしては面白いと思うし、でもちょっと難易度が高めらしいので若干勧めにくいかなと。でも紋章の方が難しいのかな?

 

(2007/09/27UP)


部屋の入口へ戻る 
おまけ:各キャラへのコメントおよび好みのランク分け