<2009年>
THE GOLDEN CUPS PRESENTS
追悼 デイヴ平尾 トリビュートパーティーin横浜



◇平成21年1月25日(日)晴れ
    
パーティ会場は横浜のレストラン、タイクーン

ゴールデンカップスのファンの人、デイヴ平尾さんのご兄弟の方達
そしてディヴ平尾さんと懇親の深かった人達
パーティ会場はタバコの煙とグラスをかたむける音。

デイヴさんの好きな雰囲気の会場。

いつもステージに上がってる人達がすぐそばでグラスをかたむけながら話をしていたり。
そんな中にサリーとJulieの姿もありました。

ステージにあるスクリーンにはデイヴさんの懐かしい映像が映し出されていました。
「悪魔のようなあいつ」の映像、デイヴさんとJulieの場面、
スクリーンを見ていた私の視界にJulieが。
このとき、会場にいた人達は、まさかJulieが来ているなんて知らないので
みんなスクリーンのデイヴさんとJulieをみつめていました。


ゴールデンカップスの演奏。
♪マイガールや♪ホワイトルームを歌って会場は昔のジャズ喫茶のような雰囲気。

♪本牧ブルースも聴けました。
私もグラスをかたむけながら、曲に酔いしれ昔を思い出したり。


石間秀機さんや篠原信彦さんの演奏を生で聴くのはCO-CoLO以来で何年ぶりだったかしら。
懐かしかった〜またあのときの曲を聴いてみたいなぁなんて思いながら
あのときみたいな渋〜い演奏を聴いていました。

Charのタバコを銜えての演奏は久々に聴きました。
金子マリさんの歌声、初めてでした。

カーナビーツやジャガーズ。

デイヴさんと関わったたくさんのミュージシャンの方達。
サエキけんぞうさんや亀淵さんもそばでお見かけしました。

休憩を挟んでパーティは6時間以上。
Julieのドームコンサートで6時間半を経験しているので、ずっと立ちっぱなしでも平気?

ステージで次々に演奏される曲が懐かしくて疲れもどこかへ。


パーティの後半はデイヴさんのご兄弟もステージに。
お姉さまが時宗さんの思い出を語り、会場のみんなで万歳三唱を。

最後にサリーもステージにあがり、
会場のみんなで♪長い髪の少女を歌ってデイヴさんを偲びました。

みんなで明るくデイヴさんを送ることができ、とっても素敵なパーティでした。


◇1月26日(月)
きょうの神奈川新聞に昨日、横浜のレストランで開かれたデイヴ平尾さんの追悼ライブのことが。
昨日は私の隣でパソコンで原稿を書いてるどこかの記者さんがいました。

ゴールデンカップスのメンバーと、そしてサリー、Julieがステージに上がりデイヴさんとの思い出を。
Julieはデイヴさんとの思い出を語って最後に「寂しいです」と感極まっていました。

私もデイヴさんの懐かしい映像を見たばかりで写真に写ってる献杯のとき
ちょっとウルウルしながら、モスコミュールで献杯してました。


デイリースポーツの記事より

(故)ディヴさん追悼パーティー
会場には沢田研二、岸部一徳ら音楽仲間が集結し、
沢田は「平尾さんのライブを見てかっこいいなと思い、頑張った。
悲しいが今日は楽しみたい」と声を詰まらせながら挨拶。
ステージではカップスが平尾さんの音楽仲間を招き、ライブを披露。
最後は出演者全員で代表曲「長い髪の少女」を演奏し、平尾さんを偲んでいた。


◇1月31日
デイヴさんの追悼ライブのつづき

前日のJulieの正月コンサート「奇跡元年」の千穐楽の余韻に浸る間もなく、
あの凄いライブを見てしまって、こんな音楽を待っていたんだわと今更気がついて。

昨年、東京ドームで偉業を成し遂げたその1ヶ月後に2列席で
まじかのJulieを感じたばかりだというのに奇跡元年の選曲がちょっと物足りないって感じていた。
今回は私の好きなJulieがちょこっとだけだった。

ず〜っとJulieを見てきた私達より
つい最近Julieのことが気になっちゃった人に向けの選曲だったから仕方ないけど。


なので追悼ライブで、Julieにもこんな音楽やってほしいななんて
思いながら聴いていた。

当日はJulieの歌声は聴けなかったけれど、サリーの歌声を久々に聴けて嬉しかった。
ちょっとほろ酔い気分のサリーがデイヴさんとソックリなご兄弟と
肩を組んだりハグしたりしながら歌っていて、まるでデイヴさんがステージにいるようでした。
サリーの歌声はタローの還暦ライブ以来かな。


話は前後するけれど当日パーティ会場に入る前のこと。
当日券を求めて並んでいたら、次々にステージで歌ってる人が。

エディ藩さんやミッキー吉野さん、近田春夫さんとかマモルマヌーさんが
車から降りて普通に私達の並んでる横を通っていく。
ゴダイゴの浅野さんとか。

そして、まさかと、
遠くから歩いてくるその人はサリーでした。
着物姿のご婦人達とお話ししながら目の前を通って行きました。

2時間半ぐらい並んでようやく3時ごろ会場の中に。
窓からは横浜港が見える大きなレストラン、タイクーン。
中はちょっと薄暗くてライブハウスみたいだった。

薄暗い会場で、まず目に飛び込んできたのが、
通路左側にあるテーブル席に座っている人の背中。

いつも見慣れている背中でグリーンのジャケットを着ている。
まさか、髪の色、型が似ている、後姿なのに。
そう、前日にC.C.Lemonホールで見たばかりのJulieだった。

奇跡元年のJulieの衣装の色
グリーンの予想は外れたけれど、あの日はグリーンを着たかったJulieだったのね。
ジャケットの中は紫色の柄のシャツだったかな。

Julieのコンサートの時にはいつもコンタクトだけれど、それ以外の日常はメガネ
あの日はもちろん日常の私だったのでメガネだった。

そしてメガネをかけているJulieがそこにいた。
落ち着いてもう一度見たらその前にはさっき見たサリーが。
薄暗い席で隣に座っている人と親しそうに話しをしているJulie。

デイヴさんと交流があったJulieだけれど、
こういう場には出席することが少ないので、来るとは思っていなかった。

でもいつかJulieが言っていた、
本当に送りたいと思ってる人のところに行きたい。。。と。

Julieが今、横浜に住んでるのもデイヴさんの影響だものね。

タイガースでデビューしてまもない頃に、東京からタクシーに乗って
本牧のゴールデンカップに行ったこと、最近、横浜のトークショーでも話していた。

いつかJulieが言っていた、
公共の場で会ったら知らん顔してねって。

みつめていいのはステージだけだもの、そんなことを思い出しながら
Julieのすぐ脇を通ってレストランの中に進んだ。

きっとゴールデンカップスのファンの人は気がつかなかったかもしれない。

ステージの前に席があってみんな座っている。
そのサイドに丸いテーブルがいくつか並んでいたので、そこで立って見ることに。

ステージの後ろにはデイヴさんが歌っている写真が飾られ
スクリーンにはデイブさんの懐かしい映像が映し出されていた。

会場のみんな、デイヴさんが好きだったお酒を飲みながら
デイヴさんの若い頃に思いを馳せていた。

バーカウンターでモスコミュールを注文し
スクリーンで懐かしいデイヴさんとJulieの映像を見ていた私の視界、右側に見慣れた横顔が。
ふっと横を見たらJulieがそばにいてビックリ。
さっき座っていた場所から移動しステージの脇のところで目立たないように、
懐かしいデイヴさんの映像に見入っているJulieだった。

映像が終わりステージにはきょうの進行役の近田春夫さんが。
ひとりずつ名前が紹介されゴールデンカップスのメンバーがステージへ。

そして「岸部一徳さん」と紹介すると会場がザワザワ。みんなびっくりしてた。
次に近田さんが「沢田研二さん」と紹介したら会場からウォーみたいな声があがった。

今、デイヴさんと一緒に映像に映っていたJulieが来ているなんて
会場にいた人は、みんな知らなかったみたい。

ステージに上がったゴールデンカップのみんな、そしてサリー、デイヴさんの思い出を語って。
思い出を語ってる途中でウルウルと涙声になったJulieでした。
私も泣きそうになってJulieの言葉がよく聞き取れなかった。

「いつも格好いいなと思って、励みに頑張った。。。
よく遊んでもらった。いつもみんなのまとめ役だった。寂しいです。。。」だったか記憶が曖昧。

Julieの涙ながらの挨拶が聞き取れなかったのか翌日の新聞記事もみんな違ってた。


そして献杯。

スクリーンに映っている笑顔のデイヴさんの写真に向って献杯したとき
やっぱり前日にC.C.LemonホールでJulieが歌った♪ヘイ・デイヴが思い出された。

最後に「♪ねぇ〜 か〜んぱ〜い!」とグラスをかかげる仕草のJulieに
客席から私もデイヴさんを偲んでエアグラスをかかげていた。

デイヴさんと交流のあった方々が次々に挨拶。
女優の五十嵐めぐみさんも涙で挨拶、デイヴさんとは素敵な関係だったそう。


そしてデイヴさんを偲んでのライブ。
Julieのドームコンサートと同じくらいの6時間半以上ものライヴ。

でも立って見ていたのでトイレにも自由に行けるし
ときどき、ひとやすみしたり、自由に楽しめるライブだった。

化粧室からでてきたら目の前に憧れのCharがいてビックリ。
以前ライブでCharの演奏を聴いたことはあるけれど
こんなにまじかに遭遇できるなんて、一瞬ミーハーな私になりそうだったけれど
デイヴさんを送りにきたんだもの、握手なんて求めたらいけないなぁなんて。

こんなことも。
入り口のソファに座ってひとやすみしていたら
私の隣にいた男性に話しかける人がいた。Julieだった。
もちろん、ファンの気配を消しているのでJulieの顔を見ないで知らんぷり。
ご近所のお知り合いの方でしょうか、その男性に挨拶をしてお帰りになりました。

お酒を飲みながらのライブを初めて経験したけれど
お酒の酔いもあって、自分の好きな歌が次々に演奏され
テンション高くなっちゃった私だった。

初めて見るミュージシャンの方達も多かったけれど、みんなカッコよかった。
私の求める音楽がそこにあった。

デイヴさんと関わった、たくさんのミュージシャンの演奏は
私にとって40数年前に新宿ACBで初めて洋楽を生で聴いたあのころを思い起こさせてくれていた。

エディ藩さんが歌った♪マイガール
中学卒業して初めて生Julieを見に行って新宿ACBで1曲目に聴いた曲だった。

昨年の正月コンサート「前夜祭」の初日のような気分だった。

石間さんや篠原さんの演奏を聴いていて、ああ、ここにJulieの歌声が
加わったらどんなにいいだろうなんて思いながら。
CO-CoLOの演奏、いぶし銀のようで好きだったなぁ。

ライブの後半はChar と金子マリさん、カップスのルイズルイス加部さん、
それからカッコいいドラムの人、他にもいたけれど。
(追記)CHIBOさん、陳信輝さん、ジョニー吉長さん

Char のギターも歌声も、
金子マリさんの歌は初めて聴いたけれど、
ジャニス・ジョップリンみたいにパワフルな歌声で最高でした。

Julieも大昔にジャニスの曲を歌っていたんだわなんて思い出したり。

みんなデイヴさんの写真を見ながら演奏していた。
デイヴさんと一緒にセッションしてるみたいだった。

東京じゃなくて、カップスを生んだ本牧で聴いてるから
よけいにそう感じたのかもしれない。

素晴しい歌声と演奏でした。

司会の近田春夫さんが「日本じゃないみたいだ!」って興奮してた。

ディヴさんもそばに来て一緒に歌っていたかもしれない。

朗らかだったデイヴさんと似てお姉さまもとっても明るい人。
会場のみんなで「万歳三唱!」して明るくデイヴさんを送った。

暗いのが嫌いでいつも明るい笑顔が素敵だったデイヴさん。
だからこそ、カップスのメンバーは
明るい素敵なお別れの会にしたかったのかもしれない。

そんな素敵なお別れの会に参加できてよかった。
デイヴさん、安らかに。

Julieが歌う♪ヘイ・デイヴを聴きながらパーティの余韻を終ろう。

♪ヘイ・デイヴ
(作詞:岸部修三 作曲:井上堯之)
1974年9月10日発売 沢田研二のアルバム「JEWEL JULIE」の8曲目に収録