<1994年>

◇平成6年2月21日
東京新聞より

<舞台で冒険したい あられもなくマジメにチェーホフの舞台に挑む沢田研二>
最近、舞台の活動に力を入れている沢田研二が
チェーホフの名作「かもめ」で作家のトリゴーリン役に取り組んでいる。
沢田とチェーホフはちょっと意外な組み合わせだが
「僕自身、ロシアの作品をやるとは思ってもみませんでした。
暗くて面白くないんじゃないかと思ってました」と笑う。
「話をいただいて初めて読んだんですが、その時はだからどうなの?としか思えなかったんです。
それに戯曲に<喜劇・4幕>とあるのもどういうことなのかな?と」
けいこを重ねていくうちに「やってみると輪郭がはっきりしました。
まわりを破たんさせるひどい男ですが悩みもある。
まじめにもうあられもなくまじめに演ずることで面白さがでてくるんですね」。
演出の井上思とも話し合い「役者の自主性を認めてくれる演出で
自分も特別でない人間的な役がやれるようになった」という。

歌やテレビでより舞台での活動が増えていることについては
「歌の世界、特にコンサートなどは結局"かっこいい"姿を出さなくてはならないんですが
舞台はそうではない自分を出すことができる。
それは緊張を強いられてしんどい作業でもあるんですが
面白い活動源にもなるんですね」と楽しんでる様子。



◇平成6年2月24日
朝日新聞夕刊より

<沢田研二、チェーホフ劇に挑むひどい男の役ですが、演じるのが面白い>
沢田研二が初めてチェーホフの芝居に挑戦する。
「ひょうご舞台芸術」がプロデュースする井上思演出の「かもめ」だ。
(3月4日〜13日、東京、天王洲・アートスフィア)
「けいこに時間をかける芝居のペースが好き」という沢田に話をきいた。
歌手から出発し、コンサート、映画、テレビドラマなど幅広く活動してきた沢田が
ここ数年は舞台出演が多い。
東京のグローブ座で5年前から始めた音楽劇「沢田研二ACT」シリーズに毎年出演するほか
去年は音楽劇の「漂白者のアリア」や「三文オペラ」にも出演した。

そこに舞い込んだのがチェーホフの「かもめ」で作家のトリゴーリンの役で出演する話。
女優アルカージナ(富士真奈美)の愛人で
若い女優志望の娘ニーナ(神野三鈴)と関係したあげく、彼女を捨てる中年男の役だ。
共演は井上井上倫宏、順みつき、高橋幸治、内田稔、松重豊ら。
二枚目のイメージが強い沢田には意外性のある配役だが、沢田はこの役が気に入ってるという。
「本当にひどい男なんですが、腑に落ちるんです。
おとなのずるいところを演じるのが面白い。複雑で変でひどい男の魅力です」

この秋は大阪の近鉄劇場で時代劇ミュージカル「ザ・近松」に出演する予定だが
「ぼくが演じるのは、心中する二枚目じゃなくて、心中させる原因になる金貸しの役。
ぼくはそういう役の方が好きなんですよ」とうれしそうだ。
演出のけいこそのものも気に入っているという。
「まだ壁にぶつかっていないかも知れませんが、自分でもどんどん舞台が好きになってきました。
テレビの連続ドラマのような早いサイクルではなく、一ヶ月かけてけいこをし
ほかの人たちとせりふを交わしながら、新しいものを発見していく。
時間をかけて、せりふを身につけていくそのペースがいいんです。
客席のエネルギーももらえますしね」
妻の女優・田中裕子は文学座出身。一緒にやらせたいと思う人がいたら、やりたいですね。
ただ、ぼくの女性フアンたちは一緒に出てほしくないのかな、と思いますけどね」と笑った。
東京公演に先立ち、神戸の新神戸オリエンタル劇場で公演中(3月1日まで)


<かもめ>
ひょうご舞台芸術第5回公演
チェーホフ没後90年記念

新神戸オリエンタル劇場
2.18〜2.31

アートスフィア
3.4〜3.13

◇平成6年3月9日(水)雨
アートスフィア
14:00〜16:30

初めて下車したモノレール天王洲駅、初めての劇場アートスフィア

かもめ
アントン・チェーホフ36歳の傑作

沢田研二(トリゴーリン)
富士真奈美(アルカージナ)
順みつき
高橋幸治
内田稔
瀬下和久
広田玲央奈
井上倫宏
神野三鈴(ニーナ)
松重豊



◇平成6年3月13(日)雨
アートスフィア 千穐楽
15:00〜17:40

2回目も同じ列の観賞



4月REALLY LOVE YA!!
神奈川県民ホール
渋谷公会堂



<沢田研二トークショー>
◇平成6年5月1(日
帝国ホテル 富士の間
第1部 13:00〜
第2部 17:30〜




<ACTシリーズ#6 ACT Edith Piaf>
パナソニック・グローブ座
6.17〜6.27

新神戸オリエンタル劇場
6.30〜7.4

作・演出:加藤 直
音楽:小林靖宏

EDITH PIAF
1915〜1963 パリ生まれ
すべてのパリの人々に愛され、死後も多大な影響を残しているフランスが生んだ最大のシャンソン歌手

◇平成6年6月18日(土)曇り
パナソニック・グローブ座
18:30〜20:20

Julieの誕生日が土曜日だったので会社休みだし
昼の部と夜の部を申込みしたら夜の部はハズレて
第二希望にしたきょうが自分の初日、ハズレでごめんねの席は最前列の真中

♪変わらぬ愛〜恋人たち〜(LES AMNTS)
(日本語詞:沢田研二)
♪バラ色の人生(LA VIE EN ROSE)
(日本語詞:沢田研二)
♪私の兵隊さん(MON EGIONNAIRE)
♪PADAM PADAM
♪大騒ぎだね エディット(GA UEULE CA MADAM)
♪王様の牢屋(LES PRISONS DU ROY)
♪群衆(LA FOULE)

(日本語詞:沢田研二)
♪詩人の魂(L'AME DES POETES)
♪青くさい春
♪MON DIEU〜私の神様〜

(日本語詞:沢田研二)
♪想い出の恋人たち(LES AMANTS DE PARIS)
♪私は後悔しない〜水に流して(NO REGRETS)

(日本語詞:沢田研二)
♪パリは踊る 歌う(SOUS LE CIEL DE PARIS)
♪エディット

(作詞・作曲:沢田研二)
♪愛の賛歌(HYMNE A L'AMOUR)
♪世界は廻る(MON MANEGE A MOI)
♪すべてが愛のために(C'EST L'AMOUR)

(作詞・作曲:沢田研二)

ステージの真中で椅子に座っての演技をまっすぐみつめ緊張緊張
それなのに椅子に座るJulieの靴をみつめたりしてズボンの裏地が淡いパープルなのね
表情をみつめればいいのに、なんてもったいないことを

今回は耳に馴染んでる曲もあったり
初めて聴いた曲もJulieが演じながら歌うので印象に残って
Julieが作詞・作曲したエディットに捧げる曲がよかったり
♪王様の牢屋とか♪群衆もよかった


◇平成6年6月25日(土)雨・曇り
パナソニック・グローブ座
15:00〜17:00

Julieの誕生日、夜の部はハズレ昼の部は2階最前列での観賞
心の中でJulie46歳の誕生日おめでとうして
きょうがビデオ収録だからビデオは会場で予約申込み

夜の部は後日発売されたビデオで観賞して
歌い終えたJulieにドラム奏者の戸田良枝さんが花束を贈呈して誕生日おめでとう
(追記)
東京公演の千穐楽は月曜日で仕事を休めず2回のみの観賞で残念



9月10月
<ZUZU SONGS>



<ミュージカル ザ・近松>
大阪近鉄劇場
11.3〜11.28



<コンサートツアーHELLO>