幻想水滸伝

(コナミ/RPG/PS)


これは私がやった最初のPSゲームです。
と言うか、その頃はPS持って無かったんだな(笑)
友達がこのゲーム大好きで、「是非やって」と言うので彼女のPSとソフトとメモカで、しかも泊まり掛けでやってクリアしたゲームです(爆)
にもかかわらず、PS購入したらまた自分で買っちゃったんですよね〜(笑)
ベストなら2800円で買えますし‥‥。

まずどこから書いたものか。
この作品、初期に出たせいか、グラフィックは‥‥。
兄に「SFCかこれは」とバカにされました(T-T)
今時ダッシュも出来ないし‥‥(封印球があればできたらしいんですが)
でも、初めて見たPSのゲームなので、キャラの顔グラフィックを見たときには感激したんですけどねぇ‥‥。

このゲームの主な特徴としては、108人という仲間の数と本拠地システム。
あとは戦争イベントと一騎打ちイベントという、一種変わった戦闘形式でしょうか。

この本拠地システムは幻水の特徴的なもので、仲間の数に応じて本拠地が豪華になっていきます。
ストーリー上強制加入のキャラと任意で仲間に出来るキャラがいますが、任意で仲間に出来るキャラの中でも、役に立つキャラと役に立たないキャラがいたりして。
ただ本拠地にいるだけのキャラもいれば、ストーリーの方で少し触れているビッキーのようにいないと大変不便なキャラや、エレベーターを作ってくれるセルゲイのようにちょっとだけ便利なキャラもいます。
便利なキャラは早めに仲間にしたいもの。
やはりヘリオン&ビッキーと店屋さん達が便利ですね♪

で、この仲間集めというのが結構大きな部分な訳です。
別に仲間を集めなくてもクリアはできますが、やはりグッドEDの為には108人集めたいもの。
ただストーリーを進めるだけではほぼ間違いなく揃わないので、ストーリーの合間合間にせっせと仲間集めに励む必要があります。
イベント進行中は行動可能な地域が限られたりメンバーが限られたりするので思うように仲間集めができなかったりするので、自由がある時に仲間を捜し回ります(笑)。
プレイヤーの方も何となくストーリーモードと仲間集めモードで違ったりします。
ま、ストーリー進行中にしか仲間にできないキャラとかいるかもしれないので、結局ストーリー進行中でも仲間集めは意識していないといけないんですけど。

さて、強制加入キャラや話しかけるだけで仲間になるキャラはいいのですが、ちょっと問題なのが一定の条件があるキャラ。
特定のアイテムを渡す必要があるキャラの場合、早め早めにそのアイテムを手に入れる必要があります。
敵が落とすアイテムなんかにも気を付けておかないといけません。

さて、攻略本を元にストーリーの方を見ていきます。

主人公は帝国の将軍の息子らしいです。
で、皇帝に会って‥‥軍に入ることになるようです。
ここで会う皇妃がまた胡散臭いのですが、今のところは何もありません。
見るからに悪人のクレイズに言われたとおり、魔術師の島へ向かいます。
竜騎士がこんな子供?と馬鹿にされるフッチ君ですが、まあ見習いだしね(^^;)
魔術師の島に着くと、小生意気な少年に襲われます。
この子が友達の一番のお気に入りルックなのですが、それはそれとして。
レックナートに星見の結果をもらいに行くと、主人公は何やら不思議な星の下に生まれたとか。
役目を終わらせて戻る際、ルックがフッチにちょっとした悪戯を仕掛けますが、それもまぁそれとして。

今度は東のロックランドで税金の納入が遅れているので様子を見てこいとのこと。
お目付役カナンが「無理矢理ついて」きます。
ワールドマップは主人公が小さい小さい。豆粒のよう。

ロックランドに着くと、山賊が悪いと言われ清風山に行くことになります。
そこでクイーンアントに襲われ、テッドが何やら不思議な力を見せてくれます。
テッドは何も説明してくれないのですが、カナンは何やら気付いているもよう。
「山賊退治」を無事終えて屋敷に戻ると、カナンは一人で報告をするつもりのようです。
手柄を独り占めされるのは不愉快といえば不愉快ですが、まあそれは仕方ないとして、テッドを連れて行くというのが少々気になります。

案の定、屋敷でのんびりしていると傷だらけのテッドが転がり込んできます。
主人公達は知らないのですが、プレイヤー達はこれが皇妃ウィンディの仕業だと分かる訳で(正確にはウィンディから逃げるためにテッドが力を解放したんですが)。
まあ、正直プレイしていた時点では友達からおおよその話は聞かされていたので、テッドが何者でどうなるのかは知っていたのですが。
でも、分かっていてもここはやはりテッドは見捨てられないと暫く駄々をこねてみるのでした。
まあ、ずっと駄々をこねていても選択肢がループしてしまうので、台詞が一周ぐらいしたところで観念してソウルイーターを受け継ぎます。

さて、帝都から逃げ出そうとすると怪しい男に会います。
ここで男の話に乗らないと進まないので、怪しいながらも頷きます。
帝国兵に賄賂を渡すというのも気に入らない一行ですが、更にその財布は‥‥誰のものだったかな?一行の誰かのものだったかと思うんですが。
あんた達が逃げるための金を何で俺が出すんだ?とか言われたような。

さて、ビクトールに言われるままレナンカンプに行くと、そこには解放軍のアジトが。
ビクトールは主人公達を引き入れたいようですが、リーダーのオデッサは強制できないと言ってた気がするし、副リーダーのフリックは「お前の力なんか無くても」と言わんばかり。
ここでビクトールに紹介された時に、「解放軍に入るつもりは無い」みたいな選択肢を選ぶと「‥‥って、本人は言ってるけど?」というフリックの台詞がちょっとおかしかったです(笑)

さて、先日「退治」した山賊達を助けると、今度は解放軍の秘密兵器、火炎槍の設計図を運んで欲しいという話に。
その道中で「喉が渇いた」「疲れた」ということで山道の途中にある宿屋に入っていってしまう軟弱な一行(^^;)
そして出されたお茶に毒が入っているとも知らず飲んで倒れ込む一行‥‥情けなさすぎだ(^^;)
そこでつぶらな瞳の(笑)ケスラーがオデッサの正体に気付き慌てて介抱してくれるのですが。
ケスラーに「この方がどなたか分かっているのか!」みたいなことを言われたルドンの「間抜けな旅人」という回答がまた笑えました(笑)

火炎槍の設計図を無事渡してアジトに帰ると、どうやら留守中にアジトが見付かり襲撃を受けたもよう。
ここでオデッサは子供を庇って命を落としてしまいます。
この辺も先に友達に聞いていたので、そこまでショックではなかったのですが‥‥幻水は主人公が基本的に喋らないせいか、色々想像して感情移入しがちなんですよ。
ここでも自分の死体は川に流して、と頼むオデッサを拒み続けました。
そうすると、ループしがちなこの作品には珍しく、ビクトールが「おれがやろう」って言ってくれるんですよね。
いきなり見ず知らずの人を連れてきたり、主人公達を食い逃げのダシにしたり、人の財布で賄賂を渡したりするビクトールですが、こういう汚れ役(?)を敢えてできるところがいいなと思います。

またまた絶望的な逃走劇。
クワバの城塞を越えようとすると、主人公の父をよく知るアイン・ジードが立ちはだかります。
これはまぁ、いわゆる安宅の関なんですけどね。
ここは偽名に笑いました。
とりあえず偽名を使おうという話になり、3択なんですが、まともな選択が無い‥‥。
何だっけな‥‥ポチだかコロだかみたいなのと、幻水に実在するキャラの名前をパロったのと、残る一つが

シュトルテハイム・ラインバッハIV世

‥‥何だその明らかに怪しい名前は。ちなみにIII世だと思っていたのですが、IV世みたいです。
まあゲームの進行上はどれを選んでも変わらないんですけどね。

オデッサの遺言に従いセイカの村のマッシュを尋ねると、最初は拒まれるものの結局は力を貸してくれることになり、まず本拠地となる城が必要だということでトラン湖の古城に向かいます。
それには船が必要で‥‥えぇ、タイ・ホーとちんちろりん勝負ですよ。
これってコツか何かあるんでしょうか?
よく分からず、何度も何度も挑んだ記憶があります‥‥(泣)
そしてトラン湖でのドラゴンゾンビとの戦いに辛くも勝利。
このドラゴンゾンビ戦、このゲームで一番辛い戦闘です。六将軍も皇帝バルバロッサもこれに比べれば大したことはありません。彼等と戦う頃にはこちらはもっと強くなっているので。

さて、ストーリーを進めると、今度はレパントなる人を仲間にせよとのこと。
レパントの屋敷に行っても門前払いになるため、クリンなるこそどろが話を持ちかけてきます。
ということで、レパント邸に潜入。
ここは最も時間のかかったダンジョンの1つかもしれません。
いや、実際にかかった時間はそんなに長くないと思うんですが、気分的にはすごく長かった‥‥。
何が長いって全てはルーレットですよ。
向こう側に抜けるまでにぐるぐる回す羽目になるのですが、それだけではなく問題は竜印香炉。
竜印香炉は全員のHPを50回復させる、使用回数制限のない便利なアイテム。
特に、回復アイテムを使う前に戦闘が終了しても回復アイテムを使ってくれる幻水ではちょっと嬉しい代物です。
そしてこの竜印香炉、ここでしか手に入りません。
したがって、早めにルーレットで出口を出せても、竜印香炉を手に入れるまでぐるぐるぐるぐる。
ちなみに1回竜印香炉を手に入れると、確かその後は運の紋章片がもらえた気がします。
ここで手に入れたらフリックさんにあげることにしています(笑)

ここでも仲間が増えます。
‥‥もしかすると、ここで話しかけておかないと仲間に出来なかったりするんだろうか。
そんなことも無さそうな気がしますが、何にしても仲間は早めに増やすに越したことはありません。
ここのロック、話しかけても仲間になったのか良く分かりませんでした、最初‥‥。

さて、無事キリンジを盗み出して脱出すると、クリンから「まあお茶でも」と言われます。
「お茶?」
「お茶ぁ?」
「お茶ぁ〜〜?」
と、思い切り訝る一行。
そうですね。どこかで見たようなこのパターン。
今度は引っ掛からないで欲しいものです。

で、その時はレパント説得に失敗。
レパントが力を貸せないのは妻が人質に取られているからと分かり、助けに行きます。
ここでパーンと再会。
テッドのことを帝国兵に密告したパーン、テッドが好きな知人が許せないと言っていたのを覚えています。
確かにそうだけど‥‥でも、テオ将軍不在の間に事を起こす訳にはいかないというのも分かる気がします。
テオ>主人公と思えば、それが正しい行動とも言えますし。
ちなみに、ここでレパントの妻を攫った軍政官、殺すも殺さないも自由ですが、殺さない方がいいかなという気がします。
いや、この人は殺しても問題ないのですが、この後色々殺さずに許すべき人がいるので、今の内から慣れておいた方がいいかと(逆に影響しないキャラぐらい殺させろという考えもないでもないですが)。

この頃のメンバーは忘れましたが、基本的にイベント進行中は強制キャラが多いのですが‥‥基本的にビクトール、クレオ、グレミオは入れている筈。で、あとパーンと‥‥イベントでキルキスが入ると思うのでその辺でしょうね。
私の知人のようにパーンは嫌いという人もいるかと思いますが、パーンは途中までは優先的に育てる必要があります。理由は後ほど。
もっとも、幻水は弱いキャラでもちょっと戦わせれば一気にレベルが追い付くので、ある程度進んでから一気に育ててもいいんですけどね。
ただ武器はどうしようもないので、パーンの武器は優先的に鍛えてあげた方がいいです。

エルフの森はちょっと長丁場になります。
本拠地に戻ろうと思えば戻れるかもしれませんが、面倒だから大体一連のイベントが終わるまで今のメンバーで進むことに。
森の中でビッキーをツモることは忘れずに(笑)
ゲーム攻略上、最も重要というか便利なキャラの一人です。ビッキーと後に仲間になるヘリオン(正確には彼女の持っている瞬きの手鏡)を組み合わせれば世界中どこへでも一瞬で行けますから(いや行くだけならビッキーだけで足りるんですが、手鏡無いと帰ってこられないので)。

さて、意を決して解放軍に助けを求めに来てくれたキルキスですが、人間を信じないエルフ達は相手にしてくれません。
それどころか一行は牢に放り込まれ、そこで同じく警告に来てくれた帝国の女戦士バレリアと会います。
シルビナのおかげで脱獄出来た一行、今度はドワーフの力を借りることになります。
ドワーフの大金庫もかなりの仕掛けのようですが、個人的にはやっぱりジュッポのからくりというか、レパント邸のルーレットの方がよほど手強く‥‥(笑)

ドワーフの協力を得た一行が戻ろうとすると、一足遅くエルフの村は焦魔鏡に焼き払われてしまいます。
ここはキルキスが可哀想ですが、言葉をかけてくれるグレミオさんが優しく。
結局シルビナはスタリオンが助けてくれていた訳ですが(^^)
もちろん、村を一旦出た後すぐ戻ってテンプルトンを仲間にすることも忘れません(笑)

コボルトの村に行くと、帝国軍はバレリアを差し出すように迫ってきます。
ここで自ら抜けたバレリアの代わりに入ってくるクロミミ。

‥‥射程Sなのに一番後ろに入られても何もできないよ(T-T)

さて、ハンフリーとサンチェスが合流してくれて、これで帝国とも戦える!と初の戦争イベント。
ここは最初の2ターンは「こそどろ」で相手の戦略を看破し、ジャンケン関係で正しい戦略を選びます。
‥‥時々お金拾ってきたり役に立たない「こそどろ」ですが、まだ忍びがいないから仕方ない。
なお、この戦争の為にも早め早めに仲間を集めておいた方が良いわけですね。
人が多ければ多いほど有利なので。
戦争が終わるとダンジョンの後、今度はクワンダ・ロスマンと初の一騎打ちイベント。
これは攻略本を参考に、台詞から有効な対抗策を採ります(卑怯)

一騎打ちに勝つと、クワンダ・ロスマンを殺すかどうかの選択肢が出ます。
これ以降の選択肢は殺さないように‥‥というか、「仲間にする」選択肢がある時は全て「仲間にする」。
そうしないと108人が揃いません。

さて、戦争が終わると暫しの平和(?)
今度は、かつての解放軍副リーダー、フリックさんがやってきます。
オデッサに会いたいと言うフリックに、彼女は死んだと告げるマッシュ。
今まではオデッサの死を隠していたけれど、ここまで解放軍が大きくなって主人公の名が知れ渡った今、そろそろ真実を告げるべきということで。
これに憤慨したフリックは飛び出していってしまいます。
ちょっと嫌な奴でしたよね、この頃‥‥(笑)
そして青かった‥‥(笑)

カクの町へ行ってフリックに会うと、「そろそろ来る頃だと思ったよ」と大分落ち着いています。
オデッサの死にショックを受けて、カッとなって怒鳴り付けてしまったものの、本当は分かっているんですよね。
「まだお前をリーダーと認めることはできない」というのはちょっとムカッとする気もしますが(笑)
でも、認めることはできなくても、そうしないといけないから自分から「一緒に戦ってくれ」と頼むわけで。
認めることができれば、一緒に戦おうと言うのは簡単だと思うんですよ。
でも、認めることができなくても、それでも一緒に戦って欲しいって頼むのは相当難しいことだと思うんですよ。彼のような人にとっては。

と、いうことでこれ以降パーティに入れられる限りはフリックさんが入る訳ですが(笑)
いずれにしてもビクトールとフリックは最後は強制加入なので、育てておいて損はないです。

今度の敵はミルイヒ・オッペンハイマー。
見た目はかなりギャグのような人ですが、どうしてなかなかこれが手強い。
ミルイヒの毒を無効化するための薬を求め、リュウカンを仲間にすべく奔走する一行。
すっかり忘れていましたが、キンバリーに一晩酒の相手をさせられるフリック。
この頃からだったか、女運の無さが目に付くのは‥‥(笑)
それよりもここはソニエール監獄ですね。
復活するのは分かっているので別にショックではないのですが、最初の方に書いたように幻水って何でか主人公に感情移入しがちなので、やはり辛いです。人食い胞子って設定はどうかと思いますが‥‥。
あと、深刻な話の途中でなんですが、ここで出てくる敵(マジシャン)はオパールを落とします。他のところにも出現するかもしれませんが、私はここで手に入れるようにしています。

ここでクワンダ・ロスマン同様正気に返るミルイヒ。いや正気に返ってもあのファッションセンスとナルシーぶりは変わらないのですが(笑)
これまたクワンダ・ロスマン同様、グッドEDの為には仲間にしないといけません。
ここのイベント、私はかなり印象に残っています。
ミルイヒを許すことにすると、ビクトールには「こいつはグレミオの仇だ!」と非難されますが、それを止めるのがフリックなんですよね。
「リーダーが決めたんだ、リーダーの言うことに従うんだ」みたいなことを言って。
上に書いたように、最初は主人公をリーダーと認めることはできない、と言っていたフリックが「リーダーが決めたんだ」と言う訳です。
「ああ、変わったんだな‥‥」ってしみじみと思ってしまいました。
ここの感想だと、フリックが仲間になってからこのイベントまですぐの様な感じもしますが、実際には結構間があった気がします。その辺大分端折って書いたので(^^;)

いつまでも悲しんでばかりもいられません。
グレミオの死を乗り越え、次なる敵は主人公の父、テオ・マクドール。
戦争イベントでは勝てず、撤退しようとする解放軍に対し、逃がすまいと追撃をかけるテオ。
そこに立ちはだかるのがパーン。
ここで、テオとパーンの一騎打ちイベントが発生します。
テオはかなり強く、パーンはかなり不利です。
だからパーンを育てておく必要があるんですね。そうしないとここでまず勝てません。そしてここで負けるとパーンは死んでしまうので、108人が揃わなくなってしまいます。
まあ、ずっと連れ歩くのが嫌なら、直前に加入させてその辺で戦闘に参加させればすぐレベルは追い付くと思いますが、武器は鍛えておく必要があるし、この辺自由にレベルアップが出来る状況だったか記憶にありません(^^;)

テオの鉄甲騎馬隊を打ち破るためには火炎槍だ!という話になりカレッカへ向かう一行。
途中で湖賊の3人を仲間にすることを忘れずに。
10ターン以内に3人倒すという少々面倒な条件ですが。

火炎槍を手に入れればテオの部隊を打ち破ることは簡単です。
この後のテオと主人公の一騎打ちは、パーンの時とは逆にこちらが圧倒的に有利。
‥‥それでジャンケンがことごとく逆に出て負けたこともあった気がしますが(爆)

さて、父の死を乗り越えた主人公、今度は戦士の村へ行くことになります。
ここでビクトールの過去を初めて聞くことになります。
ビクトールっていつも飄々としてて得体の知れないところがあるのですが、こんなことがあったんですね。
ビクトールの家族の、故郷の仇であるネクロードですが、この時点では全く歯が立たず。
吸血鬼を倒すための武器を取りに行った一行は、洞窟の奥に眠る剣を手に取ろうとした途端、見知らぬ場所に飛ばされてしまいます。
ここで幼い頃のテッドに会う訳ですが‥‥1つ分からないのが、これが300年前のできごとで、テッドはこの時ソウルイーターを引き継いで以来ずっと不老不死に‥‥というのなら、この時のグラフィックが、ゲーム初期のテッドのグラフィックと違うのは何故なんでしょうか?

無事星辰剣を手に入れ(ここからこの珍コンビが成立する訳ですが)、ネクロード戦を終えるとビクトールは一旦パーティーから離れます。
代わりに(?)ヒックスを連れ歩いていた気がします。
この頃のパーティ‥‥多分、主人公・フリック・クレオ・ヒックス・キルキス・ルックとかじゃないかと思います。
キルキスは何となく連れ歩いてました。ずっと。

今度は六将軍の一人カシム・ハジルと戦うため竜洞騎士団を仲間にすることに。
でも竜達は眠ってしまっており、この竜達を目覚めさせるには月下草が必要ということになりシークの谷へ。
月下草を見付けるとウィンディが現れ、ソウルイーターの引き渡しを要求してきます。
当然拒む訳ですが、今度は死んだと思っていたテッドが姿を現します。
でもどこか様子がおかしい。
ここで初めて、ソウルイーターの呪いというかソウルイーターが持ち主の近しい人の魂を奪っていくものだと聞かされます。
テッドが最初にソウルイーターを継承させた時、躊躇っていたし、確か主人公に「自分を恨んでくれて構わない」みたいなことを言っていたと思うんですが、それはこういうことだったんですね。
そして主人公の近しい人が死ぬ度にソウルイーターは力を増していきます。
オデッサとグレミオとテオとテッドと‥‥一人死ぬ度に上位レベルの魔法を覚えていったような気がするのですが、さすがにレベル1は最初から持っていたと思うので‥‥魔法は4つしかないので計算が合わないですが、いずれにしても使える魔法はイベントで増えたように記憶しています。
その辺が芸が細かいというか。

竜達を目覚めさせる為に必要な他のアイテムは、フッチの活躍(?)とその竜ブラックの犠牲によって手に入ります。
そして竜を失った竜騎士は竜洞を出ないといけないということでフッチが仲間に。

竜騎士団を仲間にして本拠地に戻ると、今度はウォーレンという商人の使いがやってきています。
カシム・ハジルが反乱分子を鎮圧すべくウォーレンを捕らえたので助けて欲しい、という話です。
更に、たまたまそこに立ち寄っていたビクトールも捕まったらしいです。
いや、まあ助けに来てくれたらいいのにな〜とは思いましたが、現実はそんなものですよね。仕方がないので助けに行くことにします。
どうやら解放軍の中にスパイがいるらしいですが、それを逆利用したマッシュの策略によりあっさりと戦争に勝ち、どんどん進軍していく解放軍。
モラビア城に行くと、ウォーレンとビクトールと‥‥何でか竜洞で会った謎の貴族(?)ヴァンサンがいます。
何なんだろうこの人‥‥(笑)
カシム・ハジル相手には無血開城に成功するんですが、ここでミルイヒが説得してくれます。が、ミルイヒが死んでいたらどうなるんだろう。

シャサラザード攻略はちょっと手強かったです。
ドラゴンゾンビの次ぐらいに大変だったかな?
まぁその一番の理由は、多分フリックが抜けるからなんですけど(爆)
戦力も落ちるし、気分的にも士気が下がります(おい)

それでも一連のボスを倒し、ソニアに勝ち、砦を出るとマッシュが倒れており、フリックがサンチェスに詰め寄っています。
解放軍内にいたスパイというのはサンチェスだったとのこと。
ここでまた好きなキャラを追い掛けてしまいますが、この時のフリックの怒りようといったら‥‥それは当然でしょうね。
ずっと信頼していた仲間なのに、彼のせいでオデッサも、他の仲間達も殺されたんですから。
ここで息巻くフリックに対し、サンチェスは落ち着いたものですが。
その場でサンチェスを斬り捨てようとするフリックをマッシュが止めます。
今スパイの存在が知られれば解放軍の士気に関わると。
マッシュが刺されたこともスパイの存在も暫くは伏せておくべきだと。

マッシュの言葉に従い、グレッグミンスターに攻め上がる解放軍。
宿星の最後の一人、ソニア・シューレンを仲間にし、いざ最終決戦へ。
「最後の一人」と書いたように、この時点で108人全員を揃えておく必要があります。
六将軍やパーンを死なせてしまっていたら、グッドEDの為には最初からやり直すしかありません。
でも、一旦バッドEDを見てからの方がグッドEDも感動的ではありますが。
理屈はさておき、グレミオ復活は嬉しいもので。
レベルは完全に遅れていますが、簡単に追い付くこのゲーム、今から武器を強化して2、3回も戦えばすぐ追い付きます。

最後の戦争イベントをさっくり片付け帝都に攻め込むと、そこには以前主人公達を見逃してくれたアイン・ジードが。
「君はシュトルテハイム・ラインバッハIV世君‥‥だったかな?」と、あの時の偽名を覚えていてくれます(笑)
笑えるのはそこだけなんですが。

かくしてグレッグミンスター城を攻め上がる解放軍。
ダンジョン長いし面倒といえば面倒なのですが、ここは楽な対処法を発見(?)
まず、主人公のソウルイーター「冥府」で敵を倒しまくりレベルを上げます。
ある程度レベルが上がると、この作品「逃げる」コマンドが「逃がす」コマンドに変わります。
「逃がす」はこちらが圧倒的(?)に強くなると出るコマンドで、ほぼ100%逃げられるというか逃がせます。
と、いうことでさっさとレベルを上げてから後は「逃がす」連発。これで無傷で皇帝の所まで行けます(笑)
黄金竜は‥‥あまり苦労した記憶はないです。回復はキルキスの水の紋章に任せて、ルックの旋風の紋章で攻撃しまくったような。
でも旋風の紋章って必ず手に入る訳じゃないんですよね。
幻水Iは最低2回、多分3回ぐらいはやっていますが、無い時もあったような気がします。

皇帝(黄金竜)を倒すと、城が崩れ始めます。
逃げ出そうとする一行に、次々に襲いかかってくる帝国兵。
最初に、ビクトールがここは自分が食い止めるから先に行け、と言います。
やっぱり嫌だと粘ってみますが、結局は任せるしかありません。
ビクトールを欠いて更に脱出を試みていると、前方から矢が飛んできます。
主人公を庇うフリック。
バカ野郎、気を付けろ、なんて少々乱暴に言われます。
そしてやっぱり先に行けと言われるのですが、そんなこと言われてもフリック怪我してるんだよ?と、やっぱり粘ってみる。
オデッサの所に行くにはまだ早いからな、と言ってはくれるんですが、主人公達が逃げた後に合流したビクトールとフリック‥‥何か、ちょっと絶望的な感じがするんですが‥‥。

当時はあの2人は「死んだ」という見方の方が多かったみたいですね。
私は第一感生きていると思ったんですが。
好きなキャラに死んで欲しくないとか、そういうことではなくて、ごく自然に2人が生きているストーリーが頭に浮かんだんですよ。
きっとビクトールが助けてくれるだろうと。
フリックはともかく、ビクトールは死ぬようなキャラじゃないだろうと(笑)星辰剣もいるし。
でもまあ、制作者サイドからすると死んだことになるんだろうなー‥‥。

と、思ってはいたんですが。

やってくれましたねコナミさん。
まあその辺はIIのところで。

かくして戦いは終わりました。
でも‥‥坊ちゃん(主人公)かわいそうです。
あの戦いで彼は何を得たのか‥‥。
失ったものの方が遥かに大きいような気がするんです。
まぁ、グレミオさんは生き返りましたが(108人揃っていれば)。
それだけが救いですよね‥‥。
でも、もう坊ちゃんは年を取ることもない訳だし。
そうしたらグレミオさん、先に老いて死んでしまうんでしょうか。
だとしたら‥‥。

ま、結局IIIには全然出て来なかったし、IV・Vは過去の話になってしまうのでその辺のことはよく分からないのですが。

ここまでストーリーを追い掛けていたので、あまり本筋に絡まないキャラやシステムの話など。

仲間集めで苦労したのは‥‥(攻略本をパラパラと見る)この辺ですかね。

・ペシュメルガ‥‥苦労はしませんが、攻略本でもないと気付かないよ。
・パーン‥‥仲間にするのは簡単ですが、これまた知っていれば何でもないんですが、育てておかないと死ぬ‥‥。
・タイ・ホー‥‥イベントキャラなんですけど。ちんちろりんが‥‥。
・エスメラルダ‥‥苦労はしないんですが、上に書いたようにオパールを持っている敵が結構限定的なので注意が必要。
・クロウリー‥‥見付からないんだよ!(ダンジョンの奥深くにいるので)
・ロッテ‥‥猫が捕まらない。
・メース‥‥鍛冶屋4人を入れてシークの谷まで行かないといけないのですが、大体鍛冶屋なんて育ててないから‥‥。

それにしてもこの作品って、とにかく謎なキャラが多いですよね。
特にあまり本筋に絡んでこないキャラって、「謎の人」で終わる事もしばしば。
IIでその謎も解けるのかと思いきや(いや思ってませんが)謎のままだし。
IIIで更に謎が増えるし、IV・Vはやっていないので分かりませんが。

あと、本拠地制度と関係あるのかもしれませんが、またたきの手鏡とビッキーのテレポートの組合せで、どこにでも飛べてしまうのは便利なんですけど‥‥今時のRPGがこんなに便利でいいんだろうか(笑)
でもまぁ大体のゲームは終盤にもなれば空飛んじゃうんですが(笑)
でもこのゲームで少し思うのは、移動する世界が狭いですよね。
他のゲームなら一ブロックで済みそうな範囲が舞台。
でもそれで他のRPG並の壮大さを感じると言うことはすごいことですよね。
だからこそ空飛んであちこち行かれちゃ困りますし(笑)
でもゲーム中、ひたすら歩くのも辛いですからねぇ‥‥。
そういう意味では苦心した上のシステムなのでしょう。

この文章、IIをクリアした後に書いています(更に言うとIIIもクリアしましたが)。
で、IIをやってあらためてこの作品のすごさを感じたと言うか、ますます好きになった、と言うか。
IIが良くなかった、と言う事じゃなくて、IIが良くて、思い返してみるとますますIも好きになった、と言うことです(IIについては別項目で)。
ただ、IIをやるならまずIをやって欲しいですね。
その方がずっと楽しめると思いますから。
でもIIをクリアして次の日、今度はIの方もまたやりたくなってしまったり(笑)
自分で思っているよりもハマってしまいました(^^;)
実はこの感想を書いていたら、またやりたくなってしまったり‥‥(^^;)

 

<評価について>

最高ランクが付いてます。Iの頃はそれほどでもなかったのですが、IIをやってからは本当にお気に入り。難易度が低いせいもあるかと思いますが、何度もやってしまう作品です。
そして、今までこの作品、人に薦めて外した事がありません。一番たくさんの人に薦めた作品ですが、みんな面白かったと言ってくれました。学生時代薦めては「あれ‥‥止まった」と言われるFEとはえらい違い(^^;)
私自身が薦めたいというのももちろんありますが、薦めた実績を含めてオススメ度は別格のSです。

 

(2007/08/12改訂版UP)


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