ファイナルファンタジーIX

(スクウェア/RPG/PS)


注:沖田は密かにこれを「パロディFF」とか読んでます。と、言うのもこれってそれまでの作品のネタを散りばめてるからなのですが。
と、いう事でIXに出て来る範囲ではネタバレもあります。まぁ、どのシリーズにしても物語の核心に迫るようなものは無いですけどね。もちろん。あくまでIXで触れてる範囲内なので。


手を付けたのは結構遅かったです。1年以上経ってからかな?
確かこれが出た頃は魔人(東京魔人学園)にどっぷり‥‥(笑)
大体FFは値段が下がってから買ってたんですよ。まぁFFだからいつかはやるだろうと思ってはいたんですが。
‥‥1つに、周りがFFVIIIをすっ飛ばしてIXに行ったのが面白くなかった、っていうのがあったのかもしれません(^^;)
あとは、兄がクリアしたのを見て自分もやった気になったってのもあるかも(爆)

まぁこれを書いているという事は何だかんだ言いながらやったという事で。

まずはビビから。
いきなり縄跳びに燃えてみる(爆)
しかし少ししてから我に返り、先に進むのであった‥‥。
チケットが偽物と言われがっかりなビビですが、そこで知らない子に振り回されます(笑)そこでいきなりモーグリに遭遇したり。そう言えばVIIIでは出てこなかった気がしますね。モーグリ。そういえばVIIでもXでも出てこなかった気がする。あ、VIIはミニゲームがあったか。X-2にはいましたけどね。

そして上手く忍び込んだ城にて芝居の開始。
ガーネット姫をさらおうと目論むジタンが遭遇したのは‥‥白魔道士?(笑)
そしていきなりガーネットをナンパし始める(?)ジタン。
お〜い‥‥。
VII、VIIIとクールで固めで無愛想な感じの主人公だったので、ここでいきなり調子のいいのになると何と言うか。いやそういう方が好きですけどね。ジタンみたいの、かなりタイプですけどね。
しかしジタンもジタンなら、「わたくしを誘拐してくださらないかしら」といきなり言い出すガーネットもガーネット。ジタンもびっくり。

逃げ回った結果舞台に乱入してしまい、そのまま演技を続ける一行。
いきなりビビの魔法が入った事もあり、大混乱のままタンタラスは逃げ出します。
ガーネット救出は手こずるも、ビビは魔法のおかげで大分楽でした。
そしてガーネットは諦めるしかない、と言われジタンはタンタラスを抜けます。突っ走るなぁ(笑)
それにしてもジタンてば出会い頭から運命めいたものを感じるようで。VIIIの主人公スコールが相手の事ばっか考える様になるのはもう終わりの方だと言うのに(笑)

森を脱出する際、逃げ損ねたジタンを庇ってブランクが石化してしまいます。
VIIなら普通にある展開だけど、VIIIだったらやらないよなぁ‥‥IXもやっぱり暗いのかなぁ‥‥。
FFの傾向としては、これはブランク石になったままでしょうね‥‥。
でも「石化を解く方法はきっとある」とジタンの前向きな発言。復活しないならそんな台詞無いか?

お嬢様なガーネット、ちょっとずれてます。
とりあえず「ガーネット」じゃ不便だから何か呼び名を‥‥。
「ジタン、これは何と言うのですか?」
と一振りのダガー。
そして名前入力画面へ‥‥え?

ダガー‥‥になっちゃうの?

それはいくらなんでもあんまりでは‥‥(^^;)

と、いう事で名前は勝手に変えない沖田ですが、ここは変更。
うーん、とあるHPでは「しめさば」って‥‥(^^;)
いやもちろんちゃんとした名前を考えましたよ。
ガーネットが宝石だから、やっぱり宝石の名前がいいかな、と。
ちょこちょこ考えた結果「サファイア」に。リボンの騎士もサファイアでしたよね、確か。まぁ女の子の名前としてもいいかなって。

さてリンドブルムを目指す一行。
立ち寄った村ではビビが捕まったり、スタイナーがガーネットを連れ戻すべく画策をしていたり。
たくさん並んだビビ人形にショックを受けつつ、一行は飛空艇に乗り込みます。
しかし海千山千(?)のジタンはスタイナーの目論見を全て読んでます。それを知りつつ「大丈夫、オレがなんとかするよ」いや〜好きですわこういうの。
後はジタンが舵を取っているときにスタイナーが切りかかると、ひょいとかわして上にシッポ引っ掛けるじゃないですか。可愛い♪その身軽さも良い感じv

リンドブルムに到着。
今回の(笑)シドはここの王様だとか。
王に謁見。謁見‥‥
‥‥ブリ虫?
ヒゲつきの大きいブリ虫。らしいです。

積もる話のガーネットはさておき、ジタンは工場区へ。
どうも‥‥ジタン、この辺には馴染みがあるみたいですね。
そしていきなりネズミにケンカを売られます。しかし、これまた知り合いの様。でもボケ倒すんですね「隣に住んでたネズ美」って‥‥(^^;)
フライヤが怒り出すと、「いい女の名前は忘れないさ」って‥‥ナンパだなホント(笑)
タンタラスのアジトもリンドブルムなんですね。というか、そもそもタンタラスにガーネット誘拐を頼んだのはシド大公だと言うし。
しかし抜けたはずなのに普通に戻ってるぞタンタラスのアジトに。その後タンタラスを抜けたと聞いて気にするガーネットに対し、「気にしなくたっていいさ、これが初めてって訳じゃないから」‥‥‥‥ジタンがあっさりアジトに帰ったのも納得(笑)
もぬけの殻のアジト。その主達はどうなったものかと思ったら、何とか森を抜けていたのでした。

狩猟祭は優勝しました。頑張って。
ブルメシアが落とされたと言う事で、ジタン達はガーネットを置いて行こうとします。
すると逆にスリプル草を盛られてしまう訳ですが‥‥ガーネット‥‥も〜、キミがそうやって突っ走るから色々大変なんだよぅ。やめくれないかな〜‥‥(−−;)

ガーネットを追いかける途中でクイナと出会う。
最初はクイナ、あまり好きじゃなかったんですけど。外見からしてパス、みたいな(^^;)
でもやってる内に結構気に入ってたりします。なおクイナの師匠、ビビのおじいちゃんと知り合いの様ですね。

ギザマルークの洞窟ではウロウロ。
ギザマルークは一生懸命盗んでました(爆)だから苦労したんだよなー‥‥一番強いジタンが盗んでるんだから‥‥。
モーグリ救出イベント?はモーグリが自力で脱出。こういう所がここ数作のFFと傾向が違うような。

ブルメシアをうろうろ。
グラフィックが綺麗なのはいいんですが、どこからどう入ったものやら(^^;)
IXは珍しく攻略本なしに(攻略サイトは見たんですが)進んだのでマップが無く右往左往。
それでもゴールに到着し、ベアトリクスと遭遇。
ベアトリクス‥‥全く敵わないところがムカつく‥‥性格的にも好きじゃないし‥‥あぁもう!
後ここでクジャが初登場。ベアトリクスの前になすすべも無く倒れた一行を見下ろしながら、どうもジタンの事を気にしている模様。そういやジタンも何者なんだか分かってないなぁ。モーグリとかネズミとか普通に出て来るから(笑)、別にシッポがあっても特に気にしなかったけど。

DISK2に入り、暫くはガーネット側の話が続きます。
相変わらずお嬢様なガーネットに苛立ちつつも、アレクサンドリアに戻ると絵に描いたような罠にはまる。だーかーら‥‥(#−−;)

ジタン達の方はクレイラへ。
最初にビビと城に忍び込んだイタズラ小僧がブルメシアの王子とか。おいおい‥‥。しかもフライヤがずっと探し回っていたフラットレイを見つけたのもパック。やるな小僧(おいおいあれでも王子様)
そしてまたもや宝珠を奪っていくベアトリクス。腹立つ‥‥。
ベアトリクスを追って‥‥と言うわけでもないでしょうけど、得体の知れない光に飛び込みアレクサンドリアへ。一応みんな合流します。‥‥一人置いてかれたクイナを除いて。

一行が着いた時には既に時遅く。
ここで目を覚まさないガーネットに対するジタンの態度‥‥ちょっぴり前作と重なりません?(笑)
でもジタンの方が攻撃的というか、前向きですけどね。ガーネットもすぐ目を覚ますし。
そして今まで散々苦しめてくれたベアトリクスが寝返ります。この辺、もっと間があった気がするんですが、こうしてみると結構短期間なんですね、ベアトリクスが敵だったの。
しかし仲間になったベアトリクス。敵の時は散々強かったのに、何でこんなに弱いの‥‥。
それがまた腹立たしかったり(^^;)いますよね〜そういうの。敵の時はヤケに強くて、味方になってやったぁと思ったらてんで弱い‥‥。
そして脱出の際また同じ罠にはまる‥‥って言ってもジタンは初めてですけど。
しかし今度はブランク&マーカスが!
いやー‥‥IXは明るそうだし、ブランクも元に戻るだろうとは思ったけどここまで早いとは(^^;)

更に進んでピナックルロックス。
ラムウに言われ5つの物語を作る‥‥ふむふむ、何かそういう話があるのね‥‥しかし順番がなー‥‥と考えて何とかクリア。
直後、兄に「おまえはこの話を良く知ってるはずだ」と言われ「は?」と。
ん?ヨーゼフ?身を挺して‥‥‥‥‥‥FFIIじゃん!こんなところがパロFF(笑)
余談ですがラムウ自体も最近のFFにはあまり出てませんでしたよね?VIIとかVIIIとかの召喚獣、あまり覚えてないんですけど(^^;)あ、VIIIはケツアルクワァトルか。

どうにかこうにかリンドブルムへ帰り、今度は霧の大陸の外の世界へ。
どうもFFってこういうの好きですよね。Iも内洋と外洋だったし、IIIも浮遊大陸うんぬんだったし。VIIで言うならミッドガルを出たところ、かな?
さてさて、外を目指そうと古い採掘場を目指すと、そこの沼にはクイナが。
クレイラから来たらしい。よく来たなー‥‥まぁクイナですから(笑)

外の世界でまず会ったのがドワーフ。
この辺はまた後で来る事になりますが、とりあえずはビビのそっくりさん、クロマ族を追いかけて森の奥へ。
ここでビビは自分と同じ立場の人(?)達に会い、彼らの生活、そして彼らには寿命があるらしき事を知ります。そしておそらく自分にも‥‥。
色々ビビが考え、それを心配するガーネット。
すると、いきなりジタンが昔話を始めます。またそうやって茶化す‥‥と思ったガーネットですが、どうもそんなに軽い話では無さそう。
画面見てると、「その男」はジタンだし、育ての親はタンタラスだし。プレイヤーにしか分かりませんけどそんなの。
それまでジタンの過去とか、そういう話が全然出てこなかったのでちょっと気になったのでした。結局自分の生まれは分からなくても、今の自分には帰る場所があって、迎えてくれる人がいる。割り切れるものではないけれど、それはとても大事な事。

さて。
クジャを追うには聖地に行きたいが、それには儀式が必要と言う事で、結婚式をあっさり受け入れるガーネット。ジタンの方が慌ててたりなんかして。
しかしジタンがガーネットに惚れてるのは明らかですが、ガーネットの気持ちはよく分かりません。
だからこの形だけの「結婚」をどう思っているのやら。
どさくさにまぎれてクイナとビビがついてきたのを見て、「だったら儀式なんてしなくて良かったわね」って‥‥酷いよガーネット(^^;)

聖地へ向かう途中でエーコと出会う。
‥‥かしましい‥‥でも可愛くて好きです♪
レディーって‥‥どっちかと言うとひらがなで「れでぃー」と言った雰囲気のエーコですが。一人寂しくマダイン・サリで暮らしているけど明るいいい子ですね。でも精一杯強がってるみたいなところがあってちょっと可哀想。
宝が盗まれた時にすごく落ち込んでて。普段強がってる子がちらっとああいう一面を見せるとちょっとクラッときたり(待て)
宝の話をもう少し進めると、犯人が仲間割れします。
ここで決闘(?)を申し込む「焔色の髪の男」(面倒なので、ちょっと早いけど以下サラマンダーと書いてしまう)。
彼に勝つと、宝を返してもらいます。止めを刺さないジタンに「牙を持たない野郎」とサラマンダーは言い放ちますが、対する答えは「牙を持つ野生の獣こそ、無駄な殺生はしないもんさ」との事。
ジタン‥‥かっこい〜〜〜(><)そんなに強いのかはさておいて(笑)
サバサバしてるって言うのかなー‥‥サラッと言える所が何とも言えません。物事サラッと言いそうなVIIIの主人公スコールはこういうのはダメそう。何だろう、それこそ「あんたには関係ないだろう」とかかなぁ(笑)

クジャを止めるべく進んでいくと、女王ブラネが現れ。
最強の召喚獣(でもないけど。最近は‥‥)バハムート‥‥が出てきたかと思ったら今度は目玉が。
目玉‥‥ガーゴイル(←「不思議の海のナディア」)みたい‥‥あれがかのインビンシブル‥‥16倍速と言う噂の‥‥(嘘。実際は2倍速)自販機とか付いててお気に入りだったのに‥‥。しくしく。

ブラネが倒れ、ガーネットが女王に。
この辺のジタンはも〜うじうじしていてちょっとどつき倒したくなる(^^;)スコールじゃないんだからさー‥‥(酷)というか、終盤のスコールの方がむしろストレートなくらいじゃないか?(笑)
ここはエーコに端を発するラブレター奮闘記(?)が面白かったです。みんなー‥‥みんなぁ‥‥。

エーコを中心に話が流れ、何やらみんなでトレノに行く事に。
散々落ち込んでいたジタンが軽い口調で「カード大会に出る」っていうのは気晴らしなんでしょうね。きっと。
懐かしい我が家に戻るビビにしんみりしたりもしつつ、それよりここはサラマンダーでしょう。と言うかジタン?
トレノに着いてすぐ、「おまえこの町に来た事があんのか?」とサラマンダーに聞くジタン。
来た事があるも何も初めてサラマンダーと会った場所だろう(^^;)

ということで少々思い出話。
屋敷に盗みに入ったジタンと戦おうとするサラマンダー。しかしジタンは「助けてくれぇ〜」とサラマンダーに罪を押し付けて逃げるのでありました。能ある鷹は爪を隠す、タイプのキャラは好きですが‥‥しかしその諺を言おうとして出てこない所がかっこよくなりきれないと言うか‥‥。ジタンも結構「二枚目気取りの三枚目」タイプ‥‥?(^^;)
それでお尋ね者になっちゃうサラマンダーもお間抜けですよね〜。
フライヤに笑われるのも無理はありません。しかし屋敷に盗みに入ったくらいでそんな高額の賞金首になるものなんですかね?‥‥逃げる時に衛兵何人か殺したんだろうか。
ちなみにカードゲームをやったのは後にも先にもこの時だけだったと記憶しています。(^^;)
VIIIでもカードはやらなかったなぁ‥‥いや、あれはどっかでランダムルールになっちゃってやる気無くしたんですけど。

何の気なしに(多分)参加したカード大会ですが、そこで真のチャンピオンシドに会い、事態は急展開。
ガーネットとエーコを助けるのにジタンはかなり無茶をした模様。
ちょっとこれは期待できる展開!?(何をだ)
しかし目を覚ましてしまえば元気そうなジタン‥‥ちっ(だから何を期待してるんだ)
ここのサブストーリーでクイナが合流します‥‥がっ。そのタイトルは確か。

漂流物

物!?
物なのかクイナ!?
ク族って物なのか!?
そりゃ人が流れてるってより物が流れてるっぽいかもしれないけど!
実はここでクイナが好きになりました(爆)

で、何でかガーネットが喋れなくなったとか。結構長いんですよねこの期間。あぁもう〜‥‥。
とりあえずシドを元に戻そうとしたら今度はカエルになってしまいます。まぁ‥‥ブリ虫よりはマシか。

クジャを追ってキエラ砂漠に行くと見事に捕らわれる。
FFって‥‥Iを除けば毎作品最低1回は捕らえられてませんか?そして毎回監獄みたいなところが‥‥
VIIIの「監獄と言えば脱獄」もあながち間違ってはいないのかも‥‥
そしてデザートエンプレスに着目すると、ここでカエルシド大活躍!
「だるまさんが転んだ」遊びも苦労したし中歩き回るのも苦労したけど。まぁ突破できたから良しとしよう。

そ〜の頃。

ジタンはクジャに言われた通りウイユヴェールへ。
この時のメンツ‥‥誰だったかなぁ。クイナがいた気がする(笑)
あとは‥‥ガーネットかなぁ‥‥?でも喋れないガーネットって魔法使えましたっけ‥‥??
ここでもスイッチとか色々ややこしかったり、後はこっちに変身するのがうざくてうざくて。何がどううざかったのかは忘れたんですけど(^^;)
ストーリーとしては、何故かジタンにだけ読める謎の文字。そして顔が語る不可解な話。それが分かるのはもう少し後の事。

さらわれたエーコを助けにグルグ火山へ。
このグルグ火山という名前を聞いてピンと来た人は古くからのFFファンですね♪‥‥と言いたいところですが、最近はWSどころかPSでも出てしまったので、結構知ってる人も多いんでしょうね。
ここは曲まで密かにIのグルグ火山の曲で、思わず聴いてしまったり。
WS版やPS版でどうなっているかは知りませんが、アレンジはされてても曲そのものは同じだと思うのでIとIXと両方持ってる人は聞き比べてみましょう。こんな所もパロFFと言いたくなる所以なんだ‥‥

漸く元に戻れたシド大公。言葉遣いはブリケロ忙しい(笑)
シドとヒルダ王妃の話を聞き終えたところで、行方不明のガーネットを捜し求めて右往左往。
アレクサンドリアでやっと見つけたガーネットは言葉も取り戻したよう。
ここで髪をばっさり切ってしまいます。こうなるとデフォルト名の「ダガー」の方が生きてきましたかねー‥‥。

イプセンの古城では、サラマンダーとのやり取りでまたジタンらしい所が見られます。直球でいい奴。
そして四つの祠を攻略し(クイナとジタンのやり取りがまた‥‥ぷぷ)、舞台はテラへ。
結構月とか行ってしまうFFですが、今回は微妙に違います。

ここで、それまで謎だったジタンの素性が明らかになります。
いつも明るく前向きな彼にとっても、これはちょっと辛い真実。
みんなには仲間だから、困った時にはいつでも力になるからと言っているのに、自分の事となると一人でケリをつけようとしてしまいます。
自分はガイアを滅ぼそうとしているジェノムの一人で、彼らの敵だから。
でも、仲間達はジェノムだからどうとか、そんな事は考えていないわけで。
みんな、ジタンがガイアの人間だと思ったから一緒に旅をして来た訳じゃない訳で。
ジタンがジタンだから、一緒に来た訳ですよ。
水臭いですよねぇ。

ただ、実は、ここはちょっとジタンの立ち直りが早すぎるかなぁと思いました。
いやこれだけ引っ張れば十分って気もしますけど、「ただのジェノム」になって何も考えられないジタンがパッと目を覚まして、その後はもう自分をはっきり持ってどんどん進んでいくじゃないですか。そこも納得できないし、後は一緒に来ていない仲間達が閉じ込められた時に「あらら‥‥」と完全にいつもの彼に戻っちゃってるところもちょっと物足りなかったり。まぁあまりうじうじしてても苛立たしいだけですけど‥‥。
後で、ジェノム達をインビンシブルに運ぶ際のガーネットとはいい雰囲気でしたけど、むしろあれをここで先にやってくれた方が良かったかも。別に、他のキャラがいると言いにくいもんでもないでしょうし。
まぁ‥‥「目」には見られてる気がして言いにくい、とは言ってましたけど。
「目」と言えば、インビンシブルの目を見ただけで卒倒したガーネット、この時は「ただの目じゃない」と涼しい顔。
ちょっとこれは極端すぎて不自然な気もしますが(^^;)
他には、ジタンを助けに来たときのクイナの「おいしいものをもらったら、おいしいものをかえす、それが礼儀アルよ」っていうのが彼女らしくて好きです。正確に言うと彼女自身の言葉で無く師匠の言葉ですけど。

ちなみに一連の黒幕(?)ガーランド。
これまた古くからのFFファンなら当然知っている名前(って言っていいですよね?)です。
いきなり最初に姫をさらって‥‥という、IXに比べると貫禄に欠けるキャラの様な気もしますがかなりのキーパーソンです。これまた余談ですけどね。

イーファの樹から記憶の場所へ。
ここでは祠で戦った四体のカオスとの再戦があります。
ちなみにこの四体のカオス、これまたFFIに出て来たものです。ラストダンジョンでまた出て来る所まで同じ。
アイテムとか細かい所で結構時間を食いましたが、それはこの際置いといて。
この辺の話はちょっと今ひとつ‥‥。
ガーランドの声はジタンにしか聞こえなくて。
でも、その後の「記憶」は誰か一人だけじゃなくて、みんなにも見えていて。
どうも、全人類の記憶は繋がっている、と言うか、その人個人の記憶のみならず過去の記憶というのは脈々と受け継がれて‥‥みたいな事を言っているように思えたんですが。
それって‥‥今までのテラだガイアだという話と今ひとつ繋がらず、ジタンの役目とかも何だったんだ、と思ってしまったり。

「FFシリーズ史上最弱」と一部で噂されるラスボス撃破。真っ当にやれば最弱かな。Xが弱かったのはこっちを強くしすぎたからだし。でもX-2はかなりひ弱かったなー‥‥。
最後までクジャを助けようとするジタン。
ガーネットへの「あなた様を誘拐するお約束は残念ながらここまでです」というのが印象に残ってます。まだあの約束続いてたのか?というのと、こんな時にそんな事を言うか?というのと。こう‥‥ちょっと茶化してる様な所もあるんですが、でも真剣で。お姫様とナイト様v
そしてクジャの所まで何とかたどり着いたものの、時既に遅く‥‥。

彼らがどうなったのか分からないまま、月日は流れて。

ここからはビビのモノローグと各キャラのエピローグシーンが交互に流れます。
最初にEDを見たのは、ゲームをやる前で、訳の分からないまま兄のプレイを見た時でした。
その時は何が何だか分からなかったのですが、全部プレイした後で見た時はもう涙ボロボロでした。
別に周りの人が言うほどビビって別に好きな訳でもなかったんですよ。でもEDではもうひたすら泣けました。
ビビの子供達がわらわら出て来たのは微笑ましかったですが。

そして何か‥‥数十時間前と同じシーンが展開されております。
一つ違うのはブラネ女王の代わりにガーネット女王がいる事と、ビビ&パックのタダ見が無い事ぐらい。
そして、最後にマーカスがマントを脱ぎ捨てたのはジタン!
と、いう事でガーネットが一気に駆け下ります。立ちふさがるかと思ったスタイナーとベアトリクスは道を開き、観客であるはずのガーネットは舞台へ。

ま、その辺のお決まりはいいとして。
ジタンがどうして助かったのか、結局分からずじまい。「うたをうたったんだ」って歌歌ったって助かるもんじゃないだろう。マ○ロスじゃあるまいし。いや見てませんけどあのアニメ
クジャは‥‥まぁ、駄目だったんでしょうけど‥‥FFVIIIとかならあれでも生きてそうですけどね(笑)
正直ちょっと物足りないEDでした。まぁそこまで満足できるEDの方が少ないですけどね。世の中。

ストーリーをさらい終わった所でゲームの話。
んー‥‥マテリア‥‥でしたっけこれは‥‥忘れてるよ(爆)
基本的にはVIIと同じ様なシステムだった気がします。ただVIIは装備してないと駄目なのに対し、IXは経験値(?)を貯めれば装備外してもアビリティ手に入る所が良いですね。
バトル面では‥‥実はあまり覚えてなかったり(^^;)
残念なのは、今回は主人公ジタンが盗賊なので武器もそういう系統になっちゃうんですよね。
なので何が残念って、エクスカリバーもラグナロクもスタイナーの武器なんですよねー‥‥。
やっぱ主人公は最高のファイター!と思ってる沖田としてはちょっと寂しい‥‥。
アルテマウェポンはジタンのものでしたけど。アルテマウェポンって、VII以降主人公の最強武器になってますね。X-2は違いますけど。て言うか武器自体ありませんけど。VIでもあったけど、あれは終盤でもない方で手に入れ損ねた記憶があるので違うんでしょう。

操作性としては、調べられる所で「!」とか「?」とか出るのが良かったです。
グラフィックが綺麗になればなるほど、どこを調べればいいのか、何があるのかさっぱり分からず。
親切で助かりました(こらこら)
でもあれ一作きりでしたねー‥‥。

あとモーグリのお手紙イベント可愛かったですね〜モーグリ♪
結構あちこち回るハメになりましたけど、無事お手紙が回るようになってめでたしめでたし。

その他と言えばチョコボでしょうね。やっぱり。
VIIのチョコボ育ても、VIIIのチョコボイベントもやりませんでしたけど、IXのチョコボで穴掘りはヤケにやりました。
お宝求めて掘る掘る。
地図求めて掘る掘る掘る。
全てのお宝漁りました。そこまでハマッた記憶も無いんですけどね(^^;)

気になったのは、何度か書いてる「パロFF」。
古いFF知ってる人達は懐かしがる様ですが‥‥。沖田はFFはIからやっていますが、あまりそうは思わないんですよね。
どっちかと言うと「‥‥狙ってる?」という印象が‥‥(^^;)
まぁ、かつてのFFから大分外れ、一般層を狙っていそうなVIIIが思いの他良かったから、VIIIをやらずにIXに飛ぶ人達への反感、というのがあったと言えばあったんですけどね‥‥天邪鬼としては。
その‥‥かつてのFF路線をたどっている、と言うよりはパロディっぽくて。
古くからのファンはそういうの楽しみそうなものですけど。沖田はちょっと上手く共感できませんでした。

なお、折角なので今まで見付けた旧作の匂い。順不同です。上で触れた部分も書いてます。

1)ビビ。あの真っ黒な中に光る目、の黒魔道士スタイル。
2)ジタンが最初に出会った時のガーネットの格好。最近はシロマちゃんとか言われる白魔道士スタイル。
3)グルグ火山の曲。
4)四体のカオス。
5)ラムウの課題にあった話の並べ替え。ヨーゼフの話ですね。
6)リンドブルムの武器屋にて。でかい拳の前で○ボタンを押すと‥‥。クラウドですよね。
7)ガーランドがいきなり出てきたり。

でもまぁそんなものか。
「シド」はI以外全て出ているキャラで、これはどのシリーズでもあるのでIXならでは、ではないですし。
毎作「今回のシドは何だろう」と楽しみにさせてくれます。
召喚獣とかもIIIで出て以来、IV以降は結構大きなウェイトを占めているものですし。
白魔道士や黒魔同士も、別に他のジョブとかもあるんなら気にならないんですけど。あの2つだけでしたものね。
あ、あとフライヤは竜騎士なのか?(忘れてるよおい)

あと、今までのFFがどうの‥‥と言う点を置いておいても、何か全体的にどこかで聞いた様な話、って印象があるんですよ。
FFIVの時に、「FFらしさと言うより典型的なRPG」って言われたりしましたが、そんな感じなのかもしれません。
召喚獣の話も、特に何作目でこういう話があった、とは言えないのですがどこかであった様な気がしてしまって。
じゃあ他のシリーズがすごくオリジナリティに富んでいて、他にこんな話聞いた事が無い!と言えるかと言われると難しいところなのですが、ありきたりすぎて印象に残らなかった、というのが正直なところ。

完成度は結構高いと思うんですけどね。
無難無難なゲームより、多少穴があってもグッと来る箇所がある方が好きなんですよ。
でもFFで一番お勧めなのは?って聞かれたらIXかもしれませんね。
パロFFなんて失礼な言い方をしていますが、それだけにFFというものがどんな感じかを知るのにはちょうどいいかも。

‥‥まぁ、毎回何かしら新しい事をしてそれまでのイメージを覆すような事をするのがFFなんですけど、ね。

 

<評価について>

ジタンは好みだし、話としても大きな穴がある訳じゃないし。なんだけど、中途半端に旧作ファンのウケを狙いに行ってるって感じが好きになれないし、何か「どこかで聞いたような話」という印象が強かったので好き度はBどまり。
でも上に書いた様にオススメ度は高め。

 

(2000/03以前)


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