ファイナルファンタジーIV

(スクウェア/RPG/SFC)


シリーズ4作目。
FFIIIまでは買ったときの記憶はあるんですが、IVはいつの間に来たんだ?(笑)
兄の高校受験が終わってスーファミがわが家に来て‥‥。
でも一緒に買ったソフトはグラディウスIII(^^;)

‥‥と、言うことで何故かあるFFIV。
あるぐらいだから、もちろんやる(笑)
でもやったのは数年前なので、記憶がほとんど残っていない(爆)
家に唯一あるFFIV攻略本を開いてみるものの、「基礎知識編」じゃ‥‥(^^;)

えっと、まずはバロン城。
ドラクエは、少なくともIからIIIまでは、最終目的は説明書に記されていました。
でもFFって、説明書のストーリーとかを見ても、最終的な目的として、何をすればいいのか分からないんですよね。
そういう意味では、最初の内って「これからどうなるんだろう」とワクワクします。
FFIVもそう思いましたね。
あの王様は悪い奴だなー、とか、きっとセシルは追い出されるんだろーなー、とか。

でー‥‥ミストドラゴンをどうにか倒し、リディアを連れてダムシアンに。
間に黄熱病にかかっているローザを発見。
火のクリスタルは既に奪われた後で、テラじいさんにとっては悲しい再会。
あんまダムシアンが「火」って印象無いんですけどねぇ‥‥。
ファブールの風のクリスタルも健闘空しく奪われ。
(ここも「風」ってイメージ無いんですが‥‥こっちの方が「火」っぽい)

舞台はミシディアへ。
ここでセシルが暗黒騎士から聖騎士パラディンになります。
PS版では、パッケージで暗黒セシルの後ろに聖騎士セシルのイラストがあったから、想像はついたかもしれませんが。
SFC版では聖騎士セシルって、全くイラスト無かったんですよねー。
だからセシルの素顔初公開!(笑)という感じでしたが。
その前に「あれは最悪」と言う話を聞いていたからそのつもりではいたんですが。

‥‥結構いいじゃないですか(笑)

悪く言えばひ弱そうですが、優しそう、というか穏やかそう、と言うか。
暗黒騎士の時より好きですけどね、私は。
暗黒騎士の時って素性不明みたいで、何だか恐いおじさん(おいおい)
しかも「暗黒」使えなさすぎ‥‥。
いくら手っ取り早く敵倒せるからって、自分のHP8分の1も削られてちゃ‥‥。
「かばう」も役に立たない気はしますが(でも弱った仲間をかばってくれるのは結構助かる)白魔法が使えるのは嬉しいですし。
あまり覚えないとは言っても、エスナ辺りを使ってくれるとローザのMP節約になりますし。

結局クリスタルは全て奪われてしまいます。
さーどうする。
‥‥なんて思っていたら地底にドワーフ達の世界がある事が発覚!
今度はそこにある「闇のクリスタル」を守りに行きます。
‥‥って。

全部奪われてるし。

結局上の世界と同じように、闇のクリスタルはことごとく奪われてしまいます。
それで‥‥何だっけ(^^;)
やっぱり基礎知識編だけ読んでも思い出せん(爆)

‥‥と、言うことでゲームやって思ったことをいくつか。
まず、この作品はFFシリーズの中で一番嫌いでした(←結構前の話ですが)。
‥‥だって‥‥暗い(^^;)
クリスタルはことごとく奪われるし。
全部奪われ、「今度は地底だー」って、また全部奪われて、同じ事の繰り返し。

‥‥おのれらはクリスタル奪われるために地底に行ったんかい(^^;)

そしてキャラがどんどん死んでいく‥‥。
テラが死んで、ヤンが死んで、パロムとポロムが死んで‥‥。
特にパロムとポロムが死ぬときなんて、「‥‥またかい」と。
それでいて、最後の方には「実は生きていた」ばかり。
まともに死んだのなんてテラ親子ぐらい‥‥
FFでは、じいさんは天寿を全うする前に死ぬことになっているのか?(笑)

何か、とことんまで絶望的にしておきながら、最後に全部ひっくり返しちゃう、みたいな感じがしたんですよ。
でも今になって良く考えてみると、前者ってすごく当然な気が。
だって悪の大王(何つー表現)が出てきてくれなきゃ話になりませんからねぇ。
「クリスタルは守られた!」で終わっちゃあ‥‥。
それに、奪う方は失敗しても何度も挑戦できますが、守る方は一回奪われたらそれっきり。
そして、一回は守れたとしても敵は何度でも来る訳だから。
いつかは奪われますよねぇ‥‥どうせ。
って事で、これは問題無いんじゃ‥‥と思う今日この頃。

後者に関しては、人それぞれだと思うんですよねー。
みんな殺すのもなんだけど、それがみんな生きてた、と言うのも‥‥。
でも、よくよく考えてみると、思ったより死んだ(と思った)キャラって少ないような。
当時は「みんな死んでいく」と言う印象がやけに強かったんですよ。
多分、パーティーの入れ替わりの原因のほとんどが「死」だったからだと思うんですが。
そんなにみんな死んでいくんだったら、カインなんかも殺されてそうですもんねぇ‥‥
はっ、殺気!

‥‥そしてED。
まぁごく普通のEDなんですが、ちょっと衝撃だったことが一つ。

‥‥カイン、金髪だったのか。

最初、風なびいてるあの人は誰〜?なんて思っちゃいましたよ(^^;)
いや、じゃあ何色だと思ったんだ、と言われると困るんですが(^^;)
‥‥何か金髪、って発想は‥‥無かった‥‥

ゲームとしては‥‥
初めてセーブポイント登場。
このおかげで以前ほどラストダンジョンが厳しくなくなり。
後はIIの形に戻って魔法がMP制になったこととか。
ジョブが無く、かつキャラの役割が完全に決められているというのは、あまりFFらしくなかったような‥‥。
世間的に、「RPGの模範的」と言われるのはそんなところなんでしょうね。
でもジョブ制に関しては、この後Vで戻ったものの、VI以降はジョブという概念か無くなり。感じとしてはIIに戻ったような印象を受けます。X-2のドレスはジョブに近いけど。

あとシステム的には‥‥何だろ。
乗り物がたくさん出てきましたね。
色々ありすぎて覚えてない(爆)
えと‥‥ホバークラフトと船と、飛行船と魔導船(字違ったらごめんなさい)。
ホバークラフトを持ち運べちゃうのが目新しかったです。

あと、これはストーリーの方に近いですが、宇宙行っちゃいましたねー。
でもあの世界がこの地球と同じ構造をしているんでしょうか?
‥‥ってそうみたいですよねぇ。
何か普通ファンタジーものって、その世界から外に出ることは無いと思うんですね。
まぁファンタジー、という世界観から、科学技術レベル的にそんな事は無い。
と考えるのが普通ですが。
でもFFって「進んだ古代文明」みたいな発想好きですよね。
IIは記憶にないですが、少なくともI、III、IVからはそういう所が見受けられます。その後しばらく見ませんが、Xなんかは結構重要ですよね。
「FFらしくない」と言われるIVで、スクウェアがFFらしさを主張したかったのか?
‥‥考え過ぎですね(^^;)

PS版も出ていますが、あれってムービー以外はSFCと一緒なんですよね‥‥?
‥‥じゃあ特に言うこと無いか。
世間的には評価の高いゲームですね。
「どこがー?」と言う人も中にはいますが。
私の印象からすると、大きく外すことは無いゲームですが。
逆に、大きく当たりもしないかな、と‥‥。

 

<評価について>

そんな訳で個人的に好き度は低目です。D+くらいにしてもいいかとも思いますが、他にDをつけた作品は明らかに不満がある、というところなので一応Cどまり。
オススメ度は個人的にはCくらいなのですが、比較的無難であろうという憶測と、世間の評判を考慮に入れるとBかなというところです。

 

(2000/03以前)


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