ファイナルファンタジーII

(スクウェア/RPG/FC)


シリーズ2作目。
わが家の箱についている6500円、という値札が妙に気になるんですが(笑)
当時はお小遣いなんてもらってなかったから、自分でゲーム買ったことは無くて。
今にしてみるとそれが高いんだか安いんだか。
とにかく、この頃はまだFFってそこまでは定着していなかったシリーズでした。
でもIをやったから、親が買ってきたんですね(笑)
こうしてみると、DQといいFFといい、何で有名になる前からやってたんだろう(笑)

まずスタートすると名前入力。
箱や説明書には、一応デフォルトの名前が載っているんですが、入力画面には全く出ていないんですよね。
今は結構初期設定があって変えることが出来る、というのは普通ですが、あの頃は何故か、「決まってて変えられない」か「決まっていなくて自分で決める」しか無いような気がしていて。
ついつい自分で考えてしまいましたが‥‥。
ここでは便宜上、デフォルトの名前にします。

で、いきなり戦闘画面。
しかも敵がやけに強い。
クリア直前に分かることですが、実はこの敵、
ラストダンジョンでザコとして出てくる敵なんですよね(^^;)
‥‥そりゃ勝てんわ。
そしていきなり全滅‥‥。
しかもマリアの兄(つまりレオンハルト)はいないし。

その後の展開は、細かいところは記憶に無いんですが(^^;)
Iは攻略本があるから分かるんですが、IIは何も無くて(^^;)
個々のイベントで覚えているのは、
敵の戦艦(?)に忍び込んだり、竜巻の中に入っていったり。
皇帝の城に忍び込んで闘技場に出たり‥‥。
怪物に飲み込まれて、なんて話もあったなぁ‥‥。
確かそこで竜騎士リチャードに会ったような。
確か、その時にレイラと別れて‥‥。
考えてみれば仲間が次々に変わっていったような気がします。
仲間と言えば、「ミンウ」。
自分で名前を入れたとき、「ク」と入れたはずが「ウ」になっていた、なんて事があったので「ミンウ」ではなく「ミンク」では無かろうか、と言う話に身内ではなったんですが。
実際は‥‥そこまで曲解しなくてもいいような(^^;)
他に仲間と言えば、死にまくったような気が。
3人(フリオニール・マリア・ガイ)は固定なんですが、4人目が。
最後のレオンハルト別にしたら、死ななかったのはレイラとゴードンぐらいじゃ‥‥。
その中でも納得しかねるのはミンウ。
と言うか、アルテマの書って、結局何の役に立つんだか‥‥。
何かこれ、究極の魔法、か‥‥?
アスピルの方がよっぽど役に立ちました(^^;)

ストーリーとは少しずれるんですが、初めてフィンの町に行ったとき。
「人がいるー」と思って話しかけたらいきなりジェネラルとの戦闘。
‥‥負けますって(笑)
そこで家にも入れないからどうすればいいか分からず、困ったこともありました。
でもどうすればいいかが分かっちゃうと、ある程度強くなってからは経験値(?)カモに。
でもある程度進むと町の中のザコ敵の方が強かったりして(笑)

フィン近辺のエピソードをもう一つ。
初めてフィンに行った頃かなぁ‥‥。
何気なく、少し南の所を通って帰ろうとしたらウェアウルフに遭遇。
もちろん全滅(笑)
何でいきなり強くなってるのかって、それがミシディアに通じる道だったからなんですが。
どこら辺からかを境に、突然敵が強くなってしまうんですね。
しかし「橋を渡れば強い敵が」なんて言うならともかく、いきなりは無いよなぁ‥‥。
でもそれを逆手にとって、ちょっと進んではセーブし、敵から逃げられなかったらリセット。
なんて事をしながらごく初期の内にミシディアに行ってぱぅわぁあっぷ!
‥‥なんてこともしてましたが(爆)←悪魔

妙に印象が強かったのはドッペルゲンガー。
あの洞窟に何があるのかはもう忘却の彼方ですが(爆)
黒い仮面で動きを止めて、白い仮面で存在を消す‥‥逆だったかな?
あ、女神像か何かが手に入ったような(違うかも‥‥)
とにかくあのとおせんぼされてた画面が強く残ってて。
何でかな〜‥‥。

あとストーリーで印象に残っているのはED。
レオンハルトが、仲間達と別れて去るとき。
マリアの「兄さんを止めて!」と言うのが‥‥。
幼心にも「どうして行っちゃうんだよぉぅ」とか思いました。
今なら「あ、そ。じゃーね」とでも思っているところですが(爆)
うーん小さい子は純粋だ(核爆)

「シド」が初めて出てきたのは、確かこれですよね。
Iだと思ってたんですが、あの学者はウネだったような(^^;)
と、言うことで、ここで「FF-シド」が始まるわけですね。
そしてシドと言えば飛行船。
料金制で運んでもらう、って面白かったです。
最終的に死んじゃうんですねー‥‥。
うーん‥‥。
そう言や、あそこにいたポールの存在感ってあまり無かったような‥‥。
‥‥ま、いっか(おい)

初めて、と言えば今や主人公も張ってしまうチョコボ。
まぁこの時はなかなか捕まえられないわ、飛空挺手に入れてしまえば用無いわで。
何の役にも立たなかったんですが(笑)
まぁスーパーアイドルのデビューなんてそんなもんです(違)

さて、FFIIと言えばあの画期的な制度。
別名、評価を落としたシステムとも‥‥(^^;)
レベルの代わりの熟練度の設定。
しかもこの熟練度が武器の種別ごとに設定されている。
魔法であれば、各魔法ごとに熟練度が設けられている。
叩かれれば叩かれるほどHPは上がる。
熟練度、という発想は新鮮だし、確かに使い勝手の違う武器を同じように扱えてしまうのはどうかと思うので、いい発想ではある、と思うんですが。
能力値も行動の如何によって上下します。
つまり、殴れば殴るほど知性は下がる。
そりゃまぁ、確かに戦士と魔術師を兼ねる人はいないし、魔法と知性が結びつきやすいのは分かりますが。
MPが無くなったからと言って殴れば知性は下がる。
MPを温存しようと思って殴れば知性は下がる。
こんちくしょー、なら魔法鍛えてやるー、となれば力が下がる。
どちらかに特化した方がいい、と言う考えなら頷けますが。
こっちよりも問題は熟練度の上がり方。
敵に、実際に攻撃した回数ではなく、コマンドを入力した回数でカウントされるもんだから、「たたかう→Bボタンキャンセル→たたかう→キャンセル→‥‥」
と言う羽目に。
一回の戦闘で百回これを繰り返せば武器でも魔法でも1レベル上がる、と言う訳ですね。
‥‥そんな物好きいるんかい、と言う気もしますが私はやりました(爆)
もう一つの問題がHP。
これは一気に減れば減るほどいい訳ですが。
そんなに強い敵といちいち戦ってたら体がもたないし、終盤にはそんな強い敵もいない。
かと言って少しずつ減ってたらいつまでたってもHPは増えない。
‥‥そして同士討ちになるわけですな。
自分たちの攻撃力の方がよっぽど高く、力の加減もきく。
なら味方同士で殴っちゃえ〜、と。
かくしてホーネット相手に能力値が上がりまくり、などという妙なことに。

あと、システム上の欠陥では無いんですが。
ラストダンジョン、非常に苦労しました。
皇帝が強くて苦戦する、とか、皇帝にやられて再チャレンジ、ならいいんですが。
手こずった相手はクアール。
攻撃力はないからどうせ0ダメージなんですけどねー‥‥。
「クアールのひげ」というアイテムを覚えているでしょうか。
あれの効果は‥‥そう、デス。
「9回ヒット 0ダメージ 命を奪われた」
‥‥‥‥どないせいっちゅーねん
殴られれば必ず死ぬ訳じゃないにしても、いくらレベル上げたって防ぎようがない。
最近は「死無効」なんて便利なものも結構ありますが、あの頃は‥‥。

戦闘以外のシステムについて。
珍しかったのは「おぼえる」「たずねる」(?)「アイテム」のコマンド。
キーワードが出てくる度にファンファーレが鳴って。
でもあれって、その役目を終えていると、何でも「?」になってしまい。
少し寂しい気も‥‥。
最初の方に出てきた言葉なんて、もう絶対使わない。
システムとしては画期的ではあったんですけどね‥‥。
その後そういうシステムを使ったゲームが無いという事は、評判は今一つだったのかも‥‥。

これも是非リメイクを、と思うのですが。
でもこのルール自体根本から作りなおさないとダメなんですかねぇ‥‥。
発想としては面白いと思うんですよね。
でも実用は難しいのかなぁ‥‥。
↑‥‥ってこれもWS・PSで出ましたね(^^;)あのシステムがどうなったのかは知りません。

 

<評価について>

もうこの辺くらい古いと、好きか嫌いかと言うより懐かしさがあるのでマイナス評価にはならないのですが、今これをゲームとしてやるとなると‥‥。好き度の方も、実は他のD作品の方が面白かったりもするのですが、やっぱり思い入れもあるし、暗くても話自体は結構良かったので、Dまでは‥‥というところです。
しかしオススメ度はD。いやだって話暗いし決して親切じゃないしあのシステムはちょっとどうしようもないしクアールなんてもー‥‥‥‥。

 

(2000/03以前)


部屋の入口に戻る