ドラゴンクエストIII そして伝説へ・・・

(エニックス/RPG/FC)


シリーズ3作目。
「そして伝説へ」なんて言われたら買うしかないでしょう(笑)
IとIIで散々名前が出てきた勇者ロトのお話ですし。

パーティー構成は戦士・僧侶・魔法使い。
戦士の代わりに武道家、なんて手もあったんですが、戦士の方が装備色々あるし‥‥。
勇者は2番目。戦闘だと防御出来ないから‥‥。

IIIで新しく導入された概念は「時間」。
朝から夜になって行くわけです。
昼の顔・夜の顔‥‥町によっては面白いことに。
ここから「四季がある、ってどう?」なんて話も出たり。実行はされていないようですが。
それにそういう時間の概念って、現実と比べるとあるのが自然なんですが、ゲーム上はあってもあまり‥‥。
何か、ゲームの本質にそんなに影響を与えないような気がするんですよね‥‥。
それに最近のゲームは、ストーリーの流れで夜にしちゃう事が結構あるので。
普通に歩き回っていても夜にならないけど、例えば宿屋に泊まったらそこでイベントが起きることになっていて、夜起きあがって来る‥‥とか。
ドラクエは、III以降、ストーリーと関係なく日が巡っていくようにしていますけどね。

ナジミの塔。
あれ、岬の洞窟とレーベの南と、進入経路が二つあってどうするんだろう‥‥?
そして大陸(‥‥大きいか?)を出ます。
考えてみると、みんなあんな町一つ村一つの所から外に出ないで一生暮らすんでしょうか?
‥‥まぁ日本だって広さなら似たようなもんか。

いざないの洞窟で、魔法の玉で封印を解きます。
しかし魔法の玉で封印って‥‥。
‥‥爆弾で壁をぶっ飛ばしてる、って言いませんか、あれ‥‥?
‥‥それはさておき。
このシーンと、初めて旅の扉に入ったとき。
「ドラクエIIIで一番印象に残ったシーンは?」と聞かれたら、この2つです。
好きなんですよ〜。
未知の外の世界、みたいなのが。

ロマリアでは王様に。
外には出られないし、魔法も使えないし‥‥。
断るべきだったのかと思いきや一回目はどうにも断れない。
‥‥どうなることかと‥‥。

アッサラーム。
ストーリー上はそんなに重要でない町ですが、色々なものが見られます。
「あなたともだち」なんて暴利をむさぼるおじさんや、「パフパフ娘」。
昼と夜の違う顔、なんてところもツボです(謎)
そしてイシス。
最初はあんな所に城があるなんて気付きませんで(^^;)
美人の女王様、いいですね〜。
もっともあの頃はグラフィックも乏しかったので、グラフィック上は「西洋のお姫さま」になってましたが(笑)
その西洋なグラフィックが好きだったんですけどね(笑)
他に女王様っていなかったし。
‥‥あ、ヒミコがいたか。
ピラミッドで初めて全滅したのもいい思いでです(?)
相手はミイラ男4人。
それ以降、一回も全滅はしてません‥‥。

ポルトガ・バハラタ。
一種のお使いイベントですね。
洞窟で主人公達が喋ったのに対し小踊り(爆)
ドラクエってとことん主人公達喋りませんから‥‥。

エジンベア。
「田舎者〜」‥‥うるせいやい。
岩のパズルになかなか苦労。

サマンオサではお馴染み(?)ラーの鏡。
勇者サイモンの話を聞きながら幽霊船へ。
その前に変化の杖で遊ぶことも忘れずに‥‥おっほん。
この辺は、ドラクエIIIの本筋から逸れた(?)注目ポイント。
無実の罪で奴隷船で働かされ、その航海を最後に恋人と結婚出来るはずだった青年‥‥。
その死を聞いて岬から身を投げ、死してなお恋人を待つ女性‥‥。
そしてサマンオサの町の為、オルテガとの約束を果たせず、ほこらの牢獄でその生涯を終えた勇者サイモン。
ノアニールの話も似ていますが、あれはストーリーに直接関係がない、と言うのが一つ。
もう一つ、あれはそもそもどうやっても許されない恋で、二人ともそれを望んで死んだ訳ですから‥‥。
ようやく許されたところへ不幸な事故が起きたのとは違うかな、と‥‥。
最初にやってた頃は主人公達の動きにしか注目してなかったので‥‥。

オーブ集め。
もっとも印象に残っているのはイエロー。
商人のお話。
2度とパーティーに復帰できないわ、牢屋に入りっぱなしだわ‥‥。
しかも一見何の関係もないようなイベントのくせに、実はこなさないと先に進めない。
「何とか助けてあげられないものかなぁ」と昔は思ったのですが。
今は悲劇(?)にも耐性ついてるからまぁいっか、なんて(^^;)

ラーミア。
初めて見たときは感動ものでしたね〜。
まず曲がいい。
そして敵も出てこなくて空を自由に飛べ、好きなところで降りられる。
そしてボタンを押しっぱなしにしていなくてもずっと飛んでいてくれる。
世界を一周すると位置が微妙にずれている。
そんなところが大好きです(^^)

アレフガルドへ。
何故カンダタがこんなところに‥‥。
あまりこの辺のイベントは覚えてないんですが、Iにつながる複線を色々張っていてくれますね。
特に「ゆきのふ」さん。
しかし「ゆきのふ」って、本来「ゆきのぶ」なんでしょうけど‥‥。
‥‥ゆきのぶ、って誰だ‥‥?

ゾーマの城。
オルテガの死‥‥。
親子の会話もままならないんですよね‥‥。
せめて目の前にいるのが息子だと知らせてあげたかったです。

そして魔王を倒し、数々の伝説を残し消息不明になる勇者。
ずっと上の世界で待っているお母さんもかわいそうなんですが‥‥
勇者達は上の世界に帰ったから行方不明になった、と考えてもいいんだそうです。
堀井氏によれば。

IIIでドラクエは頂点を極めたような気がします。
IVの方が騒ぎになったかもしれませんが、それはIIIが良かったからIVに期待したんだと思うんですよね。
Vの時それほど騒ぎにならなかったのは‥‥。
‥‥単なる生産量の問題だったりして(笑)
一番好きなのはIIですが、出来がいいのはIIIだと思います。
IIの頃なんて容量1メガ‥‥(^^;)

あと、ドラクエは関連出版本が面白いです。
外伝的なものが。
ゲームの中では語りきれなかった事を補っていたり、新たな見方をさせてくれたり‥‥。
今でも本屋さんで結構見かけるので、一度覗いてみては?

 

<評価について>

一番完成度が高いドラクエだと思います。IIが一番好き、と言ってしまったからそういう事にしていますが、今やってたらIIIの方が好きになっていたかもしれません。
細かいエピソードが散りばめられているところもいい感じです。

 

(2000/03以前)


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ちょっとSFC版に対する愚痴を。
ソースを見ればあります。